デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

武器はハイテク、人は…。 G.I.ジョー

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CG満載、荒唐無稽なハイテク漫画。

褒め言葉に使う時もありますが、今回は心を込めたこの一言と共に。

「うわあ、つまんねえ」

「G.I.ジョー」

(2009年/スティーブン・ソマーズ監督)

 

スペクター対OO7軍団ハイテク仕様ってな感じですが、知能指数低すぎ。

「スーツケース開けたのマッカランだよな。あの時あいつが識別信号送ったんだよ」

「そうだ、黒幕はマッカランだ!」

「なるほど。お前、頭いいな」

お前ら馬鹿だろ。

世界レベルの陰謀に加担している奴らの行動原理が、エコヒイキされなかった嫉妬とか、戦場での救出遅れの恨みとか、(遠隔操作されていたとは言え)必要な時にそばにいてくれなかった仕返しとか、全部痴話喧嘩。どーでもいいよ。

で、なんでこの遺恨の相方が皆都合良く敵側にいるんだ。運命のいたずらって奴か。

東京に少林寺のような武芸所があって高僧がいて、クンフーと空手と柔道がごっちゃになった挙句に出来上がったのが忍者。いい加減アジアでひと括りにするのやめろ。

しかも黒装束・白装束の忍者コスプレの半端無いダサさは何事だ。

タメ無し粋無し知性無し。

パリの肉弾追撃戦とか、「ジェダイの復讐」+「ファイヤー・フォックス」なクライマックスは悪くありませんでしたが・・。

続編作る気満々なエンディングでしたが激しくどうでもいいです。