
本家より先にバッタモン鑑賞ってのも如何なものかとは思いますが・・。
「センター・オブ・ジ・アース ワールド・エンド」
(2008年/デヴィッド・ジョーンズ監督)
(2008年/デヴィッド・ジョーンズ監督)
近未来。軍部は物質転送装置の開発に成功(おめでとう!)。しかし、ドイツに送られるはずだった女性部隊は地下600キロの地底世界へ(なんてこった!)。
そこは絶滅したはずの恐竜や巨大蜘蛛の生息するもうひとつの世界だった(ありえねえ!)。
一応、原作は「地底旅行」ですが、全編適当かついい加減なやっつけ仕事でジュール・ヴェルヌに対して不誠実の極みな出来となっています。
転送装置の司令室がレンタル・オフィス並みの狭さ。全ての操作はゴス姐ちゃんがノートPC1台で。ただ座っているだけの将軍と呼ばれる偉い人はどこの人?
女性部隊は行き先ドイツなのに、なんで完全武装しとるんだ。戦争しに行くのか。
いくら恐竜に追われているからって無線機置いてっちゃ駄目だろ。あといつの間にか全員マシンガン捨ててハンドガンだけになっているのはどうしてだ?
救出に向かうのは「ザ・コア」の地底掘削船のハリボテみたいな奴(ディディ号)ですが、何とこれもゴス姐ちゃんがノートPCでモニタリング。天才だなお前。
このディディ号が地底の空から降ってきた所を見ると、空洞になっている地球内部の中心にプチ地球が浮いているという位置関係のようですが、そこいら辺の説明は一切無し(笑)。
地底の光源はなんだ? 太陽があるのか? 重力の方向はどうなってるんだ?
とまあ、真面目に観ると腹の立つ事ばかりですが、評価ポイントも無い訳じゃありません。
それはタンクトップ。タンクトップこそ戦う女のフォーマル・ウェア。
女性部隊は勿論、救出に来た女科学者も地底に着いた途端、タンクトップ姿になって「実は私巨乳だったの」ないらん自己主張を展開。
恐竜(軽量感タップリ)、巨大生物、メカ、巨乳(複数)・・中学男子の好きなものを並べてみました的激安幕の内。
流石アルバトロス。身の丈に合ったいい仕事ぶりです。