一時、ロブ・ゾンビがリメイクするというニュースが飛び交いましたが、流れてしまったようです。残念だなぁ。
「チャド C.H.U.D.」(1984年/ダグラス・チーク監督)
2008年3月4日に紹介済みですが、VHSを入手したので再レビュー。
お話をおさらいしておくと、ニューヨークの地下水道に不法投棄された核廃棄物の影響で、地下生活浮浪者が人喰いミュータントになって大騒ぎ。
この映画の特徴は点と点を結ぶ気が全く無い(としか思えない)編集。
全編、“おいおい、さっきの話はどうなった?”“ちょっと待て、何故お前がそのことを知っている?”の連続。
要するに画と画、シーンとシーンがまるで繋がっていないのですが、それでもこの作品がカルトとして語り継がれているのはひとえにクリーチャーの造型の素晴らしさでしょう。
「アリゲーター」の展開丸パクリですが、演出が稚拙なのでジョン・セイルズに対して不誠実の極み。ただ、テンポだけはやたら軽快で飽きる事がありません。
ある意味「アリゲーター」より面白い(少なくとも記憶に残る)特B級カルトです。
DVDとVHSはラストの編集が異なります。恐らくDVD版の方が時系列的に正しいんだと思いますが、B級ホラーの在り方として正しいVHS版を断固支持します。
※写真下はDVDとVHSで出番の位置が異なるジョン・グッドマン。
★ご参考