デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

何だ、ロック様か。ウィッチマウンテン/地図から消された山

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ドウェイン・ジョンソンなんて言うから誰かと思ったら、何だ、ロック様か。

 

「ウィッチマウンテン/地図から消された山」
(2009年/アンディ・フィックマン監督)


邦題からは想像もつきませんが、ディズニー製作のファミリーSFアドベンチャーです。

ベガスのタクシー・ドライバー(元マフィア専属凄腕運転手)ジャック・ブルーノ(ロック様)が偶然拾った幼い兄妹、彼らはとある目的で地球に来て難破した宇宙人兄妹でした。

宇宙船は既に国家の秘密基地に。ブルーノは宇宙規模の博愛主義で彼らを宇宙に返そうとしますが、兄妹を捕獲せんとする国家機関、ブルーノを再び自分の運転手にしようとするマフィア、そして兄妹抹殺指令を受けた母星のアンドロイドが入り乱れて大騒ぎ。

まあ「ET」と「ターミネーター」を足して、「プレデター」と「ギャラクシー・クエスト」で味付けして、ディズニーで煮〆た感じ・・でしょうか。

UFOの目撃証言や目撃映像をコラージュしたオープニングが秀逸。

「星の国から来た仲間」のリメイクであるという予備知識がなければ、「おお、これはどういう種類の映画なんだ?」とちょっとドキドキします(つまり予備知識なんか無い方が映画は楽しめるって事ですね)。

兄妹が特殊能力を発揮する度に、最初からやれよ、とか、君らジャックの手助け無しでもいいんでね?とか思いますが、深く考えてはいけません。

わらしべ長者のように仲間や協力者が増えていく様が痛快です。