デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

5月4日はスター・ウォーズの日。初公開時のFORCEの字幕は…。

『僕もオルデラーンに行くよ。もうここには何もない。フォースを学んで父さんのようなジェダイになるんだ』

I want to come with you to Alderaan. There's nothing for me here now. I want to learn the ways of the Force and become a Jedi like my father.

本日5月4日はスター・ウォーズの日」

何故今日かと言うと、劇中の名台詞「May the Force be with you.」(フォースと共にあらんことを)の「May the Force」を「May the 4th」(5月4日)にかけているため

語呂合わせ記念日数ある中でなかなかにウィットに富んだ記念日ではないでしょうか。

制定したのは、ウォルト・ディズニー・カンパニーの日本における現地法人であるウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社。

と言う事は、版権がFOXからディズニーに移ってからのお話な訳で、そこがちょっと白けますが、初期3部作(EpisodeⅣ~Ⅵ。勿論ルーカス改竄前のオリジナル版)の輝きは今も衰えることはありません。

当時はアメリカ公開(1977.05.25)から日本公開(1978.06.30)までたっぷり1年のタイムラグがありました。

ネットはまだ影も形もなく情報と言えばキネマ旬報のような映画雑誌の写真と「俺は観たぜ!」な優越歓喜のレポートくらい。

飢えに飢えての日本公開。

横浜東宝の館内放送(「ただいまより、スター・ウォーズを上映いたします」)が心なしか得意げに響くと、客席から万雷の拍手。

映研の同級生Iくんは後に『俺、20世紀FOXのファンファーレが鳴り響いた時ちょっと泣いた』と語っておりました。

A Long time ago~の字幕、一瞬の暗転、ドン!と画面一杯に叩きつけられるSTAR WARSのタイトル、これまでの流れ(1作目なのに!)を解説するテロップが画面の奥に消えていくと頭上から1機の宇宙船が現れ…現れ…現れ…デカい、デカすぎる!


今や誰にとっても当たり前になってしまった(人によっては親の顔より見た)この景色を予備知識無しで劇場で体験できたことの歓びを噛みしめたいと思います。

何度も反復される「FORCE」という単語。初公開時の字幕では「理力」となっておりました。

「なるほど~」と「なんじゃそりゃ~」が混然一体となった名訳ではないでしょうか。

字幕はフォースで良いので、EpisodeⅣ~Ⅵの劇場公開版のBD出してください。

 

★ご参考

 

 

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