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Rotten Tomatoesというアメリカのサイトが「復讐映画ベスト15」(The Big Payback, 15 very bold movies)ってのを発表しました。
「悪魔のえじき」「クロウ」「マッドマックス」が入っているあたりは「おお!」なのですが、「フォーリング・ダウン」「レオン」「慰めの報酬」など「そうだっけ?」なものも入っていて結構カオス。
※全部知りたい人はこちら→http://www.rottentomatoes.com/guides/the_big_payback
洋画復讐ものの頂点は「ベン・ハー」だと思っているのですが、同じテーマでは芸がないので、ちょっと捻って“カチコミ映画”ベスト5。
まず、カチコミの定義とは。
独りもしくは少人数で、圧倒的多数の敵のいる拠点に殴り込んで、玉砕または殲滅する行為(今決めました)。生還率ゼロの修羅場に“でも行くんだよ”精神で乗り込む男と女。
やはり頂点は「ワイルド・バンチ」でしょう。次点で「男たちの挽歌2」。
邦画ナンバー1は問答無用で「人魚伝説」。
「なんだこのキチガイ騒ぎは?!」「どうせ…キチガイじゃ!」
銛1本握り締めて彼女が向かったのは・・原子力発電所建設記念パーティ会場(やばい、やばいでぇ)。
やばいから次。2位は「2代目はクリスチャン」
「てめぇら! 今すぐ悔い改めて十字を切りやがれ! でねぇと…叩っ斬るぜ」
志保美悦子万歳!です。
男も頑張ってます。3位はたけしの「ソナチネ」。
窓から見えるサブ・マシンガンのマズル・フラッシュ(閃光)だけでカチコミを表現した歴史的名シーン。
カチコミと言えば高倉健。敢えて着流しやくざではなく現代劇を。4位「野生の証明」。
「頼子、行くぞ…」
薬師丸ひろ子(死体)背負って、拳銃片手に戦車の群れへ。彼我兵力差無限大の殴りこみ。痺れます。
そして、アジア代表として外す訳にはいかないこの1本。「ドラゴン怒りの鉄拳」。
「我々は東亜病夫ではない!(We Are Not Sick Men!)」
上海租界という特殊事情のもと、ブルース・リーが日本人道場にカチコミ(全員ボコボコ)→日本人軍団が中国人道場にカチコミ返し(死体多数)している間に、リーが日本人道場に再カチコミ(皆殺し)という素敵な立体お礼参り。
ラストは権力と言う名の敵が構える無数の銃身に向かっての渾身の一撃。
他にも「龍虎兄弟」とか「子連れ狼/死に風に向かう乳母車」など、探せば色々出てきそうですが、本日はこの辺で。