よくぞここまでグダグダに…。極道戦国志 不動2
た、谷原くんからオーラが根こそぎ消えている…。
一体どうすればここまでキャラの魅力をかき消す事ができるのか。
一種の才能なのではないだろうか。
「極道戦国志 不動2」(1997年/福岡芳穂監督)
実の親叩っ斬って九州制圧した不動組が関東進出。
と言ってもやって来たのは不動本人と側近二人。何故かきちんと高校編入の手続きしてキャンパスライフ。
何故か関東連合阿修羅会の総長がこの高校の女教師で不動の味方(前作で父に殺された不動兄の恋人って事が「3」で分かりますが、だから何だ?)。
で何故かこの高校には関東連合の殲滅を目論む女子高生軍団が。
不動は「でっかい花火あげちゃる」とか言いながらグランドを黙々とランニング。その間に女子高生軍団はサブマシンガン、バリバリ言わせて大暴れ…。
なあ、何がしたいんだ?
女子高生リーダーの今村理恵が実質主役ですが全然魅力無し(ってか鬱陶しい。行動原理も明示されないし)。
彼女の幼少期と思しきイメージ画像が唐突に挿入される“ちょっと三池の真似してみました”シーンもありますが、まるで機能していません。
大陸系ヒットマン双生児もなんか馬鹿丸出しでどうにもこうにも。
ラストは意味も無く竹内力(神戸の夜叉組組長)が「む、ぐふふ、うへへががぼぅへらがぁ!」と絶叫して幕。
力さん、この後カオルちゃんに変身して全国の組を〆に行ったんだと思います。
余談ですが、「大日本人」の竹内力のキャラ、どうしてカオルちゃんにしなかったんでしょ。川崎実監督だったら、巨大化したカオルちゃんが都庁を小便の放水でなぎ倒すくらいの描写は入れたでしょうに。
次は「3」か。うわあ、楽しみだなぁ(棒)。
※参考:「極道戦国志 不動」→2008年3月31日