心を揺さぶる実話映画トップ10(って新作タイアップかよ)
ハリウッド・チャンネルが「心を揺さぶる実話映画トップ10(邦画篇)」なるものを発表しました。
上から順にタイトルのみ列挙すると、
「フラガール」「1リットルの涙」「余命1ヵ月の花嫁」「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」「君が踊る、夏」「おにいちゃんのハナビ」「Life 天国で君に逢えたら」「おっぱいバレー」「アブラクサスの祭」
・・・なんじゃこりゃ。
ハリウッド・チャンネルを覗いてみたら「天国からのエール」とか言う“感動の実話(難病)もの”の公開に合わせたタイアップ調査でした。
じゃあ、仕方ないか(どうせ予め用意されたそれらしいタイトルからの選択投票だったのでしょう)。
私的“心を揺さぶる実話邦画トップ10”を挙げるなら、
「丑三つの村」(1983年/田中登監督)
「八甲田山」(1977年/森谷司郎監督)
「復讐するは我にあり」(1979年/今村昌平監督)
「実録・連合赤軍/あさま山荘への道程」(2007年/若松孝二監督)
「略称・連続射殺魔」(1975年/足立正生監督)→2010年2月23日参照。
「冷たい熱帯魚」(2010年/園子温監督)→2011年9月2日参照。
「日本暗殺秘録」(1969年/中島貞夫監督)→2011年3月7日参照。
「真昼の暗黒」(1956年/今井正監督)※写真上。
「金環蝕」(1975年/山本薩夫監督)
「ゆきゆきて、神軍」(1987年/原一男監督)※写真下。→2010年1月22日参照。
ってな所でしょうか(次点で「愛のコリーダ」「謀殺・下山事件」)。
戦争関係まで枠を広げれば「日本のいちばん長い日」「人間魚雷回天」「加藤隼戦闘隊」「陸軍中野学校」あたりは鉄板でランクインです。
ハリウッド・チャンネルのトップ10では「フラガール」くらいしか観ていませんが、特段心は揺さぶられなかったなぁ(嫌いじゃないですが)。
難病もいいですが、やはり心揺さぶられるのは、差別、事件、思想、弾圧、猟奇、ではないでしょうか。