中学生の頃、愛聴していたのはSWEETでした(ガキの時からマイノリティ!)。
当時、男はKISS(次点エアロ)、腐女子はローラーズ、通気取りはツェッペリン(次点パープル)で蓮っ葉野郎はピンク・フロイド(次点クリムゾン)という時代でしたから、グラムロックは超異端。
完全にアイドルバンドと混同(レイジーと同じ箱)され、迫害(笑)の日々を送っておりました。
しかし、SWEETマニアって意外と多いんじゃないかと思うのですよ。
「ウェインズ・ワールド」では「BALLROOMBLITZ(ロックンロールに恋狂い)」がカバーされていましたし、「ホットファズ」ではパブのBGMに「ブロックバスター」が使われていました。
エース・フレーリーはソロ・アルバムで「フォックス・オン・ザ・ラン」をカバーしていましたし、劇団☆新感線は「アクション」を好んで使用していました(著作権の問題でビデオでは別の曲に差し替えられていましたが…)。
マイク・マイヤーズ、エドガー・ライト、エース・フレーリー、いのうえひでのり…。
実に濃いぃメンバーにリスペクトされているじゃありませんか。
SWEETの映像というのはあまり残っていないのですが、TV出演時の映像をまとめたブートDVDを入手しました。
残念ながらスタジオ収録は半分以上が口パクなのですが、ライブ映像を含め何曲かは生演奏。これが巧い!
QUEENの“天使のハーモニー”に対して“悪魔のハーモニー”と呼ばれる事もある美しいコーラスが完璧に再現されています。
何故にスタジオ収録で口パクなんか…。
アルバムを1枚選ぶならやはり「GIVE US A WINK(甘い誘惑)」(写真下)。捨て曲無しの大名盤です。
※参考:「ウェインズ・ワールド」→2008年4月3日
「パブとか? ホットファズ/俺たちスーパーポリスメン!」
→2009年7月1日
「スペースマン再臨。 ANOMARY by エース・フレーリー」
→2009年10月16日