デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

グラムロックに恋狂い。 SWEET

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中学生の頃、愛聴していたのはSWEETでした(ガキの時からマイノリティ!)。

当時、男はKISS(次点エアロ)、腐女子ローラーズ、通気取りはツェッペリン(次点パープル)で蓮っ葉野郎はピンク・フロイド(次点クリムゾン)という時代でしたから、グラムロックは超異端。

完全にアイドルバンドと混同(レイジーと同じ箱)され、迫害(笑)の日々を送っておりました。

しかし、SWEETマニアって意外と多いんじゃないかと思うのですよ。

「ウェインズ・ワールド」では「BALLROOMBLITZ(ロックンロールに恋狂い)」がカバーされていましたし、「ホットファズ」ではパブのBGMに「ブロックバスター」が使われていました。

エース・フレーリーはソロ・アルバムで「フォックス・オン・ザ・ラン」をカバーしていましたし、劇団☆新感線「アクション」を好んで使用していました(著作権の問題でビデオでは別の曲に差し替えられていましたが…)。

マイク・マイヤーズエドガー・ライトエース・フレーリーいのうえひでのり…。

実に濃いぃメンバーにリスペクトされているじゃありませんか。

SWEETの映像というのはあまり残っていないのですが、TV出演時の映像をまとめたブートDVDを入手しました。

「SWEET TV COMPILATION ’71-‘77」


残念ながらスタジオ収録は半分以上が口パクなのですが、ライブ映像を含め何曲かは生演奏。これが巧い!

QUEENの“天使のハーモニー”に対して“悪魔のハーモニー”と呼ばれる事もある美しいコーラスが完璧に再現されています。

何故にスタジオ収録で口パクなんか…。

アルバムを1枚選ぶならやはり「GIVE US A WINK(甘い誘惑)」(写真下)。捨て曲無しの大名盤です。

※参考:「ウェインズ・ワールド」→2008年4月3日
    「パブとか? ホットファズ/俺たちスーパーポリスメン!」
      →2009年7月1日
    「スペースマン再臨。 ANOMARY by エース・フレーリー
      →2009年10月16日