デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

トップをねらえ!Blu-ray発売記念~いきなり顔の法則

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遂に「トップをねらえ!」全6話がBlu-rayBOXで発売されました。

過剰な偏愛に基づくストーリー紹介は既に済ませているので、内容に関しては過去レビューを覗いて頂くとして、今回は諸設定に関するお話を。

BOX封入の冊子によると、トップに登場する工業製品は全て実在メーカーが製造したものと設定されているんだそうです。

何とマシーン兵器は日産自動車フォルクスワーゲンの共同開発。

そのマシーン兵器の親玉が主役メカであるガンバスターな訳ですが、庵野監督によると、主人公と主役ロボットの初対面は「いきなりそこに巨大な顔がある」なんだとか。

この“いきなり顔”の法則は、後の「エヴァンゲリオン」でも発動されていますが、オリジンは言うまでも無く「マジンガーZ」。

写真下の漫画のコマ見ると、シンジくんの台詞までまんまマジンガーな事が分かります。

そもそもエヴァのエントリープラグ挿入ってパイルダーオンですし、操縦方法が分からない事による暴走とか、主役ロボを補佐する美少女ロボの存在とか、常に同じ所に現われる敵とか、構成・構造がことごとくマジンガー

違うのは搭乗者の性格が真逆な事くらいでしょうか(笑)。

反対に、足元から入って視線を上げて行く、というパターンが、ジャイアントロボとかメカゴジラです(←ガンバスターとはフィンガー・ミサイルで共通)。

ロボットの巨大感を出すには「足元から」の方が優位ですが、ワンカットのインパクト勝負なら断然“いきなり顔”でしょう。

ところで誰か、ジョージ秋山先生の「ザ・ムーン」を映画化してくれないでしょうか。できれば“実写”で…。

※参考:「お姉様が鉄下駄を! トップをねらえ!劇場版」→2011年4月1日