遂に「トップをねらえ!」全6話がBlu-rayBOXで発売されました。
過剰な偏愛に基づくストーリー紹介は既に済ませているので、内容に関しては過去レビューを覗いて頂くとして、今回は諸設定に関するお話を。
BOX封入の冊子によると、トップに登場する工業製品は全て実在メーカーが製造したものと設定されているんだそうです。
何とマシーン兵器は日産自動車とフォルクスワーゲンの共同開発。
そのマシーン兵器の親玉が主役メカであるガンバスターな訳ですが、庵野監督によると、主人公と主役ロボットの初対面は「いきなりそこに巨大な顔がある」なんだとか。
この“いきなり顔”の法則は、後の「エヴァンゲリオン」でも発動されていますが、オリジンは言うまでも無く「マジンガーZ」。
写真下の漫画のコマ見ると、シンジくんの台詞までまんまマジンガーな事が分かります。
そもそもエヴァのエントリープラグ挿入ってパイルダーオンですし、操縦方法が分からない事による暴走とか、主役ロボを補佐する美少女ロボの存在とか、常に同じ所に現われる敵とか、構成・構造がことごとくマジンガー。
違うのは搭乗者の性格が真逆な事くらいでしょうか(笑)。
反対に、足元から入って視線を上げて行く、というパターンが、ジャイアントロボとかメカゴジラです(←ガンバスターとはフィンガー・ミサイルで共通)。
ロボットの巨大感を出すには「足元から」の方が優位ですが、ワンカットのインパクト勝負なら断然“いきなり顔”でしょう。
ところで誰か、ジョージ秋山先生の「ザ・ムーン」を映画化してくれないでしょうか。できれば“実写”で…。
※参考:「お姉様が鉄下駄を! トップをねらえ!劇場版」→2011年4月1日