トップガン2始動記念。ベストガイBEST GUY[挫折]
何と「トップガン」の続編製作が本決まりになりつつあるようです。
主演はトム、製作はブラッカイマーで監督はトニー・スコット。オリジナル・トリオが揃って続投になる模様。
※ソースはここいらへん→http://www.hollywood-ch.com/news/12042713.html?cut_page=1
善くも悪しくも80年代MTVカルチャーずっ嵌りだった前作をミレニアムまたいで一回りな今の時代に繋げるというのはチャレンジャブルな試みです。
トニーもこの四半世紀で随分と作風が変わった(個性が先鋭特化した)事ですし、営業サボって劇場で観たリアルタイム世代としては興味津々。
元々“名作”という訳でもないので、何が出てきても前作を汚すのイメージが壊れるのと文句垂れる心配もないという超安全路線。
で、トップガンと言えば思い出すのはやはり、
「ベストガイ BEST GUY」(1990年/村川透監督)
でしょう。先日、久々にケーブルで観たのですが、始まって10分で挫折。
まず、誰だよお前ら?な激安80年代ポップスバンド(ロックじゃねぇよ、あんなの)のプロモーション撮影シーンで腰砕け(ホント村川監督は音楽のセンス無いな)。
で、主人公・織田裕二がドーランコテコテ、ヘアーキメキメのトレンディ・ドラマ仕様で登場(自衛隊全面協力のハードな世界に対する期待をニヤケ顔一発で鎧袖一触)。
こいつが千歳基地に向かう途中で車エンスト。通りかかった自衛隊ジープをヒッチハイクしようとするが相手にされず(当然だ!)。
何とかゲートまでたどり着いたら身分証明書不携帯(忘れたのではなく失くした…って始末書じゃ済まん失態では?)。
仕方がないので柵をよじ登って(不法侵入じゃんか!)敷地内に入った所を警備犬に発見されて御用(勿論、捕まった時もニヤケ顔)…。
掴みはOKのつもりの演出だったのでしょうが、ここまでの展開で完全にギブアップ。
馬鹿なのか、日本の自衛隊員はこんなに馬鹿なのか。こんな奴らに守られているのか俺たちは。いやそんなはずがない。日本の自衛隊はもっと気高く崇高で(以下略)。
後半はそれなりにドラマがあるのですが、この織田のキャラ設定のハードルは私にはチョモランマよりも高くアイガー北壁より険しく…。
是非、織田裕二主演で続編を…(観たいのかよ!)。