デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

英国対俺その…幾つだっけ? 殺し屋映画ベストテン

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英国TOTALFILMが「殺し屋映画ベスト50(50 Greatest Movie Assassins)」を発表しました(ネタ底無しだな)。

上位10本をタイトルのみ上から列挙すると、

「ボーン・トリロジー」「ノー・カントリー」「ジャッカルの日」「キル・ビル」「レオン」「サムライ」「ポイント・ブランク」「ターミネーター」「ゴールド・フィンガー」「パルプ・フィクション

※全部見たい人はこちら→http://www.totalfilm.com/features/50-greatest-movie-assassins

邦画からは、32位に「十三人の刺客(リメイク版)」、44位に「殺し屋イチ」の二本がランクイン。流石、三池、イギリスでも根強い人気。

とは言え、全体的にピンと来るよな来ないよな…。

俺的殺し屋映画ベスト5を挙げるなら、

1.仁義なき戦い/広島死闘篇」
2.男たちの挽歌2」
3.「シャーキーズ・マシーン」
4.孫文の義士団」
5.「最も危険な遊戯」

あたりでしょうか。

やはり「広島死闘篇」・山中(北大路欣也)の“凄み”と“悲哀”は他の追随を許しません。得物が44ってのがまた…。狂犬にマグナム。

「ワシもここらで格好つけないかんですき…」

「挽歌2」は黒メガネおじさん。金には目もくれず、チョウ・ユンファとのタイマンに赴く姿に殺し屋の“矜持”を感じます。

殺し屋の“狂気”と言えば「シャーキー」のヘンリー・シルヴァしか思いつきません。

暗殺者の“義”と“愚”を同士に体現した「義士団」のシャオグオ(フー・ジュン中谷一郎に似てないか?)にも北大路同様、時代に翻弄された悲しみが宿っています。

“職業”としての殺し屋代表はやはり遊戯シリーズの鳴海昌平(松田優作)でしょう。ここは「ボーン・トリロジー」に対抗して「遊戯トリロジー」とすべきかもしれません。

以下、次点として、

灰とダイヤモンド「空飛ぶギロチン」
「日本暗殺秘録」「メカニック」「極道黒社会


を順不同6位~10位として挙げておきます。