デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

初めて覚えたお酒の名前。 ルパン三世/魔術師と呼ばれた男

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グルメやらホテルやらのクチコミサイトAlike.jpに(開設者繋がりで)「お酒に関するコラム」なんてものを提供していたのですが、いつの間にやらサイトが人手に渡っておりました。

当然、私のページはメニューから抹消。栄枯盛衰世の習いとは言え、全く人目に触れないのも寂しいので、一部を加筆・修正しながら時折こちらにサルベージして行こうかと。

(ネタ切れとか使い回しとか言わないように)

さて、初めて憶えたお酒の「名前」って何でしょう。

年代によって格差大だと思いますが、「白乾児パイカル)」って人、多いんじゃないでしょうか。ネタ元は勿論、

ルパン三世/第2話・魔術師と呼ばれた男」(1971年10月31日放送/大隅正秋監督)

「名前は?」

パイカル

「酔っ払っちまいそうな名前だな」

パイカルは高粱(コーリャン)を原料に作られた白酒(無色透明な蒸留酒。52度!)。

中国の山東省で伝統的に作られているお酒です。日本ではキリンビールも作っています。

勿論、テレビ見てる時ゃそんな知識はありゃしませんので、会話の意味がよう分かりませんでしたが(笑)。

で、歳喰って飲み屋行ってメニューでこの名前見つけて「おお!」なった次第。

全く同じ理由で、初めて覚えた拳銃の名前が「ワルサーP38」って人も多いのではないでしょうか。

ただ本作には、次元がパイカルにコンバット・マグナムの照準を(次元目線で)合わせる素晴らしすぎるカット(写真3枚目)があり、ワルサーは完全に霞んでいます。

他にも不二子のシュマイザー、ブローニング、ルパンのストナー63重機関銃(写真4枚目)、レッドアイ・ガンランチャー(写真下)など武器弾薬庫をひっくり返した豪華版。

酒好き、銃好き、イリュージヨン・ファンにハードボイルド・マニア、全方位ツボ突きまくり。シリーズイチオシのエピソードです。