デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

爆乳博覧会。 チアリーダー・マサカー~戦慄の山小屋~

イメージ 1拾い物かと思って拾い喰いしたらお腹壊しちゃった…みたいな。

チアリーダー・マサカー~戦慄の山小屋~」
(2003年/ジム・ウィノースキー監督)

チアリーダー軍団が試合会場に向かう途中、「近道を知っている」というスチャラカ運転手が山道に入って迷子、ガス欠。外は雪。

幸い、目の前に山小屋が。そして折りしも山中には精神病院を脱走した殺人鬼が。

殺人鬼が二人いるのでは?という構成は巧いのですが、それ以外が全部下手。

ビデオ撮りの浅い画像に演技以前の小芝居炸裂。

並べたいだけ並べた爆乳・爆尻(でも全然エロくない←顔が私の好みじゃない)。

お話後半に来て女3人がお風呂でチョコレート・クリームかけ合い舐めあい…しかもこれ暖炉前のヨタ話(再現フィルムって奴ですよ)…いらねぇだろ、そんな映像。

風の音がびゅーびゅー言って、歩く人も吹き飛ばされそうな演技をしていますが、横の植物はそよとも動かず(パントマイムかよ!)。

引退した元保安官の山小屋とチアリーダーズが辿り着く山小屋を似たようなアングルで撮っているので、てっきり同じ場所なのかと思ったら、全然別モノ。

思わせぶりなサブキャラは誰一人活躍せず。75分が長い長い。

以前ご紹介した「キルボット」は、この監督さんの作品なのですが、あの時のキレはどこに行ってしまったのでしょう。

因みに、最近の監督作は「ボインフィールド PAFUPAFU」「何も着ていない悪魔」「ヴァンパイア・イン・ラスベガス」「富豪熟女殺人事件」などなど。

まあ、この手の作品の醍醐味である「騙された感」は存分に堪能できます。

※参考:「CHOPPING MALLへようこそ。キルボット」→2012年2月27日