タイトルからゆる~いB級スラッシャーを想像していたのですが、斜め上を行かれました。
強いて言えば「ザ・クラフト」と同じ箱。
「オール・チアリーダーズ・ダイ」
(2013年/ラッキー・マッキー監督)
監督は「MAY-メイ-」、米サイトTaste of Cinemaが選出した、「一度見たら二度と見る気になれない不穏なホラー映画17本(17Disturbing Horror Movies You Will Never Watch Again)」の中の1本「ザ・ウーマン」を撮った人。
冒頭はNO.1チアリーダー、アレクシスのドキュメントビデオ撮影風景。
良い所を見せようと颯爽とジャンプしたアレクシスでしたが、地面にひとりパイルドライバーを決めて首ぐっしゃり(昇天)。
アレクシスの穴埋めに新人部員を募った所、希望者の中にドキュメントビデオの撮影者、マディが。彼女には何か思惑があるようですが…。
サスペンス系か、と思わせてオカルト、更にチア部とアメフト部の血で血を洗う殺戮戦と舵が右に左に切られて予断を許しません(予備知識無しで観た方が楽しめます)。
悪役となるアメフト部リーダーの黒さ(肌もですが腹も)が凄い。自分を守るためなら誰でも手に掛ける最低の佃煮みたいな奴です。
久しぶりに憎々しさ100%の悪役を観ました。
セックス&ドラッグ&百合&吸血&流血&黒魔術。
ラストクレジットに「PART ONE」の文字。続編はあるのか、それとも単なる冗談か(ちょっと期待しちゃいます)。