「おい、お前、当たって…」
「当ててるんですよ…」
クー音姐さん初登場という事で期待していたら、別の所で収穫わんさ。
ある意味“神回”だったかもしれません。
「這いよれ!ニャル子さんW/第5話・嘘だと言ってよクー子」(2013年5月6日放送/近藤一英演出)
冒頭の会話は真尋を浴室に連れ込んだニャル子が柔らかいものを後から押し付けている時のもの(写真1枚目)。
深夜アニメに相応しい実にエロいシーンでしたが、そんな事はどうでもいい…いやとても大事だが、とりあえずいい。
いつもならここでフォーク一閃、ニャル子が謎の悲鳴を発して場面転換、というのがお約束でしたが、今回はしっかり入浴しています。二人で。
真尋はニャル子に背を向ける形にはなっていますが、ラブコメとしては大進展。しかも、ニャル子を全否定しているわけではない独白付き。ついに真尋さんがデレました!
ここにクー子が乱入した所でクー音姐さん登場(写真3枚目)。
クー音はクー子の従姉妹(つまりクトゥグア星人)。重度のシスコンで、幼少期のクー子に無理矢理結婚を誓わせています。
不倶戴天のニャルラトホテプに恋しているなんて事がばれたら、一家の恥…のみならず、惑星保護機構の叔父さん(クー子をコネ採用した人)に知られたらクビ&強制送還の可能性も…。
進退窮まったクー子は、真尋を自分の婚約者と大胆告白。
咄嗟の言い訳でしたが、キッチンに立った真尋にデレる(包丁で怪我した真尋の指を口に含む)シーンあり(写真1番下)。
レギュラー陣の奮闘に新キャラが霞んでしまうという皮肉な結果になってしまいました。
八坂家から一歩も出ず、サブキャラ顔出さず、戦闘シーン無しで、掛け合いとエロとデレのみで1話引っ張るというのは、個人的には理想の展開。
因みにクー音は、スピンアウト「這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム」3巻にも登場。誌面初登場ですが、今回のTV版(と言うか原作第6巻)を踏まえての再登板扱いでした(写真下から2段目)。
で、〆のED演出が鶴巻さん?!…贅沢の極みです。やっぱBD予約するか…。
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追記:“ミスター・ダイナラマ”レイ・ハリーハウゼン大先生がお亡くなりになりました。5月7日。92歳。
動かないものを動かす、たったそれだけの事がこんなにも人をわくわくさせるなんて。日本の着ぐるみとは別の道行く特撮進化の可能性を模索された偉人でした。
ご冥福をお祈りいたします。