デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

純愛だ…。 這いよれ!ニャル子さんW/エンジテミル

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昨日「中二病でも恋がしたい」のレビューを上げた直後に、クー音姉さんが眼帯・カラコン装備で、

「爆ぜろリア充! 弾けろシナプス!」

と言い垂れた時は運命のようなものを感じました(すみません、言い過ぎました)。

這いよれ!ニャル子さんW/第6話・エンジテミル」(2013年5月20日放送/石井和彦演出)

前回に引き続き、クー音姉さん来襲話。

クー音との結婚を回避し、ニャル子への愛を隠蔽するため、真尋を婚約者に仕立てたクー子。

二人の関係を疑問視するクー音を納得させるために、クー子と真尋はラブラブデートを敢行。その後方には嫉妬と怒りと哀しみに満ち満ちたクー音とニャル子が…。

今回のお話の素晴らしい所は、数々のイベントをこなしながら、クー子と真尋の間に恋愛フラグが立たない事。

決して三角関係に持ち込まず、真尋とニャル子の物語として一本筋を通そうとするスタッフの姿勢には清々しささえ覚えます。

ニャル子の問い詰め&号泣に決して怒らず素直に謝る真尋も好感度大。

前回の「よく分からない」から「嫌いじゃない…と思う」とさらに1歩前進したデレを見せています。

こういう、牛歩戦術で距離を詰めていく様を観る事こそラブコメの醍醐味。

クー子のイメージを損なわず、終わってみればニャル子回という持って行き方もお上手。

実に良い話でありました。

デート中に立ち寄った宝飾店で売っていた“エイボンの指輪”、ちょっと欲しいですね(呪われそうだけど)。

あと、前回書きそびれましたが、ハス太くんの部屋の角が全てパテで塞がれていたのは“ティンダロスの猟犬”が侵入してくるのを防ぐ為です。

次回は水着回のようですね。期待しましょう。色々と。