「“マニュアル通りやってます”ってのはアホの言う事ですよ!」
心に染み入る一言、ありがとうございます。
「這いよれ!ニャル子さんW/最終回・さようならニャル子さんW」(2013年7月1日放送/長澤剛演出)
いよいよ2期も最終章。
500年かかるはずだった蕃神(幻夢境のガードロボット)が1日で完成。お役御免となったニャル子たちには即刻帰還命令が…。
このまま地球に居残れば不法滞在。重犯罪者として拘束されてしまいます。
ショックで乱心するニャル子、相変わらず空気が読めない真尋、そして実は大人の気配りが出来るクー子。
まずは完成した蕃神を確認しなければ。一行は銀の鍵を仕込んだ枕で夢(地球人類の集合的無意識)の世界である幻夢境へ。
一応、クライマックスっぽい作りにはなっているのですが、「ビューティフル・ドリーマー」へのオマージュ爆発だった前期最終回「夢見るままに待ちいたり」に比べると、なんとも地味(演出、同じ長澤さんなのになぁ…)。
蕃神の実戦による性能試験に協力するという名目で蕃神破壊を目論むニャル子らでしたが、起動した蕃神は何故か真尋に猛アタック(攻撃ではなく求愛ね)。
「最新の自律思考型OSのはずなのに!?」
「どれだけアンポンタンな脳みそを元にしているんですか?!」
「思考パターンモデルには地球圏最強の邪神、ニャルラトホテプのものを」
「へ?」
どこまでも予定調和な“酷いオチ”はお約束ですが、今ひとつ物足りなかったなぁ。
個人的にはシリーズ後半のニャル子の服装(タートルネックのセーター+タータンのミニ+タイツ)が結構ツボだったので、それだけで十分と言えば十分なのですが…。
SAN期、じゃない3期、やりますよね。やりましょう。やってください!