
『私、この病気が治ったら、本気で婚活するんだ…!』
『私は、私に生まれて幸せです』
松来未祐さんの最期のブログ(しかも誕生パーティ)を眺めていたら何ともやるせない気持ちに…。
クー子の出番は多くありませんでしたが、銀幕にかかった最後の作品という事で。
銀アト子に一服盛られたニャル子が急激に記憶を失っていく。思い出させるように真尋が過去の出来事を語って聞かせる。
失われる記憶に抗う展開は(アニメに限らず)恋愛ものの王道。
古くは「うる星やつら 完結編」。
『ダーリンの馬鹿! 本当にうちのこと忘れてもいいっちゃ!?』

『忘れるもんか…忘れるもんか…忘れるもんか…忘れる…もんかー!』
「岡部…岡部。忘れることなんて出来る訳ない。だって、あなたをずっとずっと前から知っている。ずっと、ずっと前から想ってる。これからも…ずっと…ずっと…」

想いの強さを“これでもか!”とアピールできる絶好の展開で、こちらの涙腺もつつかれまくり。
最早、松来さんの新作を観る事はできませんが、せめて忘れない事でその存在を消さないようにしたいものです。

〆はクー子で。改めてご冥福をお祈りいたします。