デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

FLASH! 這いよる!ニャルアニ

イメージ 1
「私が、私たちがクトゥルーです!」

人気ラノベのTVアニメ化なのに本編FLASHという意表を突いた(真尋曰く「大人の事情による」)“いつもニコニコあなたの隣に這いよるアニメ”。

這いよる!ニャルアニ リメンバー・マイ・ラブ(クラフト先生)」(2010年12月10日~/谷東監督)

這いよれ!ニャル子さん」の初TV化(BS11)です。

2010年発売の原作第4巻スペシャルボックスに付属した「這いよる!ニャルアニ」を1期とすると、本作が2期。先般放送を終えた「這いよれ!ニャル子さんW」は4期という事になります。

1期は全9話(1話2分くらい)のフル・フラッシュ。

2期は全12話。主題歌部分のみ通常アニメで本編がフラッシュという狂った構成(画が動かない事に対する自虐ギャグ多数)。

3期4期を観た後では何の違和感もありませんが、状況説明・人物相関をまるっと割愛している作りは完全に“一見さんお断り”。

そりゃまあ、最初は原作の付録だった訳ですから、原作のファンである事が大前提ですよね。

3期以降では“遠景+ニャル子の特殊な悲鳴”で誤魔化していた“真尋のフォーク攻撃”をストレート&ダイレクトに画にしているのが特徴(フォークどーん!血飛沫どぴゅー!)。

また、ハス太の出番は無く、3期4期でたまに名前だけ出てきたアト子と本編オリジナルのニャル恵(ニャル子の友達)が登場しています。

写真3枚目はアト子とニャル子のエレベータ・シーン(ちゃんと引っ張る。4枚目がオリジナルのレイとアスカ)。

台詞は「心を開けば、必ずしも服を脱ぐ必要はなくなる」。

予告とサブタイと本編に全く関連が無い(ほぼ一致しない)と言うのも好感が持てます。

因みに第9話の予告ナレ兼サブタイは「銀河系を滅ぼし兼ねない危機が迫り来たとて、それを虫の知らせ程に感じとることも適わない一介の高校生である真尋にとって明日の太陽が必ずしもいつもと同じ方角から同じ速度で同じ軌跡を辿って昇り同じ輝度で輝くなんて保証は何処にもないのだという漠然とした不安を感じることさえ時は感情を押し流し少年は如何にして心配することをやめて少女を愛するようになったか」。

「紙兎ロペ」みたいな感じでちょこちょこ(新作を)出してくれると嬉しいのですが、無理かな。