「歯を喰いしばれ最強！ 俺の最弱はちっとばかり響くぞ！」
互いのベクトルがすれ違い交差する「とある魔術の禁書目録」（以下「魔術」）と「とある科学の超電磁砲Ｓ」（以下「科学Ｓ」）。
特に「科学Ｓ／第14話・約束」と「魔術／第13話・一方通行（アクセラレータ）」は綺麗に話が被っていました。
演出はどちらも高島大輔（そりゃ描写にブレがない訳だ）。
御坂美琴のクローンである「シスターズ」２万体を実践殺戮することによってレベル５のアクセラレータを前人未到のレベル６に強制進化させる「レベル６シフト計画」。
シスターズ誕生の原因であるＤＮＡマップを提供した事に自責の念を感じ、計画の妨害（関連施設とデータの破壊）を目論んだ御坂。
しかし、全施設を破壊しても計画は183の施設に分散され続行。シスターズは殺され続けていました。
業を煮やした御坂はオリジナルである自身がアクセラレータに一撃で倒される事によって、ツリーダイヤグラムの演算にミスがあった事を証明しようとしますが、事情を知った学園都市最弱のレベル０、上条当麻が立ち塞がります。
「…行かせない」
御坂の電撃をイマジン・ブレイカーで弾かず受け止める当麻。
「戦う気があるなら拳を握れ！ 戦う気がないなら立ち塞がるな！ 半端な気持ちで人の願いを踏みにじるな！」
「それでも俺は、お前とは戦わない…」
御坂渾身の一撃を正面から受け止めて倒れる当麻。死の一歩手前で閃いた秘策。
「この計画はアクセラレータが最強である事を前提に立案されている。もし、学園都市最強の男が学園都市最弱の男に倒されたらどうなる？」
シスターズが拾った子猫（この時点で名前は「保留」）を御坂に託して今夜の実験場所に向かう当麻。
相手はあらゆる攻撃をベクトル変換して相手に跳ね返す能力を持った“軍隊でさえ倒せない”男、アクセラレータ。
最強対最弱の火蓋が切って落とされます。
勝負の結果は次回「科学Ｓ／第15話・最弱（かみじょうとうま）」または「魔術／第14話・最強VS最弱（ルビはさいじゃくVSさいきょう）」で。
