デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

鬼の追撮。 進撃の巨人♯22敗者達

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「エルドが戻ってくるらしいよ」

「オルオの奴、うちに寄る暇があるのかな」
「(食事を)作っとくぶんには構わないでしょ」

「グンタが戻りますよ」
「…そうか」

ペトラ父のシーンがあると思うだけでも気が重かったのに、全家族シーン追撮って…。

鬼かよ…。

進撃の巨人/第22話・敗者達-第57回壁外調査(6)」(2013年9月8日放送/江崎慎平他演出)

リヴァイとの連携で女型の巨人からエレンを奪回したミカサ。

尾羽打ち枯らした兵団はカラネス区に撤退。

運びきれぬ遺体。遺体から兵団のエンブレムを剥がし持ち帰るリヴァイ。黙々と荷台に遺体を積み上げるアルミンとジャン。

「こればっかりは慣れねえな…」

普段ならコメディ・リリーフのコニーとサシャもいつになく真剣。

『良かったじゃないですか、生きてるんですから』
『死んだ奴らの遺体に向かってそう言えるか…』

回収不能な遺体は行方不明で処理する事に。しかし、その遺体を幼馴染だからと命令無視して引き上げに行った者を追って奇行種が!

両腕を組んで(と言うか自分で自分を抱き締めて)うねうねと上体をクネらせながら全力疾走する奇行種は過去最高の気色悪さ。

増え続ける巨人。周りには高い木も建物もない。戦闘は不利。壁まで一気に走るしかないが、このままでは追いつかれる…。

『遺体を捨てろ…』

リヴァイ非情の判断に絶句する団員。次々と投げ捨てられる遺体。その中にはペトラも…。

カラネス区に戻った兵団を待っていたのは嘲笑と罵声。そして、娘からの手紙を手にリヴァイに挨拶に駆け寄ったペトラの父。

照れながら娘自慢をするペトラ父に、口を利くことも目を合わせる事もできず自失するリヴァイ。

原作ではペトラ父のシーンがあるだけなのですが、他団員の家族、さらに打ち捨てられるペトラの遺体が追加される事によって痛々しさが5倍10倍…。

残り話数僅かなので端折るかと思いきや、オリジナル詰め込んで来るとは(オルオの親父さんがオルオそっくりでそれだけで涙を誘います)。

次回、遂に女型の正体が…。