『敵数35!手前の柱に固まっている!作戦続行!すべての敵をここで叩く!』
奇襲の最中、一瞬で敵の数と居場所を掌握。流石人類最強の男、リヴァイ・アッカーマン。しかし敵の中にはリヴァイを育てた男、ケニー・アッカーマンが。
アッカーマンvsアッカーマン。原作にはなかった最強対決がここに実現。
「進撃の巨人 Season3/第44話・願い」
立体機動部隊vs対人機動部隊。巨人を殺す道具を人間に向ける人対人の闘い。
これでリヴァイ班(第104期訓練団卒業生の生き残り)全員が殺人に手を染める事に。
一方、儀式の間では、ヒストリアを巨人化させエレンを喰わせる事によって、始祖の巨人の記憶と能力を引き継がせるレイス家代々の典礼が。
この継承ができるのは王家の血筋(つまりレイス家)でないと発動しない。
『じ…じゃあ俺が巨人になってエレンを食っても意味ねぇのかよ…』
ケニーさんは自分が巨人になってエレン喰って世界の王になろうとしたようですがあえなく頓挫。
『そう…私はエレンを喰って姉さんを取り返す!そして世界の歴史を継承しこの世から巨人を駆逐する!それが私の使命よ!』
父の命を受けて巨人になることを決意したヒストリアですが、その脳裏に響くユミルの声。
『お前…「いいこと」しようとしてるだろ?』
そして気づく。父の説明に腑に落ちない部分がある事に。
『お父さん…どうして…どうしてレイス家は100年もの間巨人を駆逐して人類を解放してあげなかったの?すべての巨人を支配する力を持っておきながら』
そうそう、そこよそこ。レイス卿の話には巧みな嘘が織り込まれていました。よく気づいたなヒストリア。
巨人化の注射器(エレンも父に打たれた)を払いのけ、豪快な背負い投げを決めるヒストリア。調査兵団の訓練は無駄ではなかった。
『何が神だ!都合のいい逃げ道作って都合よく人を扇動して!もうこれ以上…私を殺してたまるか!』
『早く俺を食ってくれ!もう辛いんだよ生きてたって!』とぐずるエレンを『うるさいバカ!泣き虫!黙れ!』と一喝。おっとこ前ですヒストリア。
『巨人を駆逐するって!?誰がそんな面倒なことやるもんか!むしろ人類なんて嫌いだ!巨人に滅ぼされたらいいんだ!つまり私は人類の敵!わかる!?最低最悪の超悪い子!エレンをここから逃がす!そんで全部ぶっ壊してやる!』
誰かの都合で生きるという頸木を自ら断ち切った瞬間。覚醒。絶望したレイス卿は砕けた注射器から漏れた巨人化液をぺ~ろぺろ。口の中を切っていた(ケニーにナイフでぐりぐりされた)ため、そこから吸収して巨人に。
役者は揃いました。次回あたりでクーデター編完結か。