加速する闇鍋昭和。 キルラキル♯2
コース外れても人を轢いてもアクセル全壊、いや全開。
混沌加速な昭和歌謡闇鍋大全集。
「キルラキル/第2話・気絶するほど悩ましい」(2013年10月6日BS‐TBS放送/中村章子演出)
サブタイはCharの名曲から。
ボクシング部部長・袋田との戦いで傷つきドヤ街(どこかに涙橋があるに違いない)までたどり着いた纏流子を助けたのは本能寺学園の押しかけ親友・満艦飾マコ。
ある意味、今回最大の見せ場、満艦飾一家の登場です。
デカデカと“やみいしゃ”の看板を掲げ、助けた数より殺した数の方が多い文字通りの闇医者・満艦飾薔薇蔵(父)。
得体の知れない素材で得体の知れない料理を大量に作る満艦飾好代(母)。
そして、ドヤの悪ガキを仕切っている満艦飾又郎(弟)と食欲一番なガッツ(犬)。
明らかに虫のようなものが顔を出しているコロッケを貪り喰う満艦飾一家。毎回、処刑(あわや人間コロッケ)だのリンチ(億千万本弾丸サーブ)だの喰らってもにこやかに笑っているマコの体力の秘訣はこの食事にあるのかも…。
今回よく分かりましたが、本作のキモは明らかにマコですね。
纏流子に対する生徒会第2の刺客は、女子テニス部部長・函館臣子(はこだておみこ)。
が、初戦は“生きているセーラー服”鮮血の起動方法が分からず、臣子に一方的にボコられて敗退。
満身創痍の流子を助け、鮮血の使い方を伝授したのは、謎の担任教師・美木杉愛九郎(ナイスキャラです)。
鮮血を起動させるには、流子の血を与えることが必要(そして起動中は流子の血を吸い続けるために一定時間が経過すると流子は貧血で倒れてしまう)。
函館臣子とのテニス勝負を制して、鬼龍院皐月と初めて刃を交える流子。休憩無しの全力疾走がどこまで続くか。激しさを増す戦いと昭和臭。
次回は南沙織「純潔」(タイトル曲はEDで流して欲しいなぁ…)。