デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

恐怖の報酬? ガールズ&パンツァー♯1-3

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例によって北米版BD-BOXを購入しようとしたのですが、国コードが入っている上に一部改変されている(音楽の一部が差し替えられている)という情報が。

国コードは対応できますが、改変はちょっとなぁ…と思っていたらBS11が放送開始。偉いぞ、BS11

ガールズ&パンツァー/第1-3話」(2012年/水島努監督)

戦車を使った“戦車道”が華道・茶道と並んで大和撫子の嗜みとされている世界。

萌えとミリタリーという普通なら交わらないベクトルが交差。ちいっと色物チックな印象があるかもしれませんが、戦車・船舶・航空機等の冗談じゃない精緻描写が作り手の本気度を物語っています。

設定はトンデモかもしれませんが、ドラマは王道。

過去のトラウマから戦車道を棄てた少女が、仲間と出会い、再び戦車に乗り込み、チームとして成長し、トラウマを克服すると共にチームを勝利に導いて行く…。

かつて「ロンゲストヤード」「超高層プロフェッショナル」など幾多のヒーローが通ってきた挫折と逃亡と復活の物語(最近だと「パシフィック・リム」もこのパターンですね)。

写真上は第3話「試合、やります!」から吊り橋通過シーン。

橋の素材は異なりますが、構図がまんま「恐怖の報酬」(写真中央。フリードキン版ね)。

個人的にもの凄く好感度UPです(笑)。

余談ですが、海外配信用と思しき英語字幕つきの映像をみましたが、何故か「おはよう」と「ありがとう」だけはドイツ語字幕になっていました。何かのこだわりでしょうか。

※参考:「DVDを出せ!今すぐ出せ!恐怖の報酬・完全版[1977年]」
     →2010年2月8日
    「サタデーナイト・スペシャル! ロンゲストヤード」
     →2011年1月2日
    「職場は天空。鉄骨野郎の心意気。超高層プロフェッショナル」
     →2012年11月12日