デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

皆元気で何より。 中二病でも恋がしたい!戀 ♯1

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石原立也監督の前作「境界の彼方」が余裕で1話切りな出来だったので(加えて劇場版「小鳥遊六花・改」がエライこと不評だったので)、正直かなり不安だったのですが、杞憂でした。

求めるものがそこにある安心感。皆元気で何よりです。

中二病でも恋がしたい!戀/第1話・復活の邪王真眼」(2014年1月12日放送/石原立也演出)

冒頭、いきなり勇太と六花が同棲!

主人公の親を必要以上に描かない、もしくは話に絡まない設定にしてしまう、というのは昨今のラヴコメ鉄板のお約束ですが、よもや双方の保護者を全員同時にハブッてしまうとは…。

富樫家は父の仕事の関係で母と妹二人が海外へ(勇太独り残り)。

六花は母の仕事の都合で当面マンションで一人暮らし…のはずが祖父の手違いで部屋が解約されてしまい宿無しに。

仕方なく“アパートが見つかるまで”という約束で富樫家に居候。

「目玉焼きでいいか?」

「ダークサイド・アップで頼む」

今日から新学期と言うのに、腕にマジックで五芒星を書き込もうとしている六花。家事は勇太、六花は変わらず中二病という“環境変われどキャラ変わらず”な朝の光景。

「何やってんだ! アホ毛抜くぞ!」

学校に来てみれば、丹生谷森夏は黒髪ストレート&ロングスカートにイメチェンして「グーテンモルゲン(中の人ネタ@キルミーベイベー)!」

くみん先輩(3年生になっちゃった!)は、眠り姫キャラだけだと陰が薄くなると思ったのか、オヤジギャグの修得に余念無し。

一色誠は金髪ツンツンヘアでロッカーアピール(即、生活指導室行き)。

高校生になった凸守早苗は新入生代表挨拶(仮の姿なのでツインテール無し)。

皆、それぞれの方法で初回再登場をアピール。勿論、中身は何も変わっておりません。

一気に同棲まで駒を進めておきながら、男女間の恋愛は全く進展無し(つまり、これからどうとでも話を転がせる)。

タイトルの“戀”が示す通り、不器用な恋物語とそれを見守る愉快な仲間達、という風景描写…になるといいなあ。

何やら中学時代に勇太と森夏をダークサイドに誘ったジェダイマスターみたいな新キャラが投入されるようで、今後の展開が愉しみです。

くれぐれもシリアス無し馬鹿満開ゆったりまったりでお願いします。

※前作のおさらいはこちら↓

  「現実(リアル)に抗え! 中二病でも恋がしたい」→2013年5月13日
  「祝!2期&劇場版。中二病でも恋がしたい/未放送13話」→2013年7月17日