もしも、あの時…。 中二病でも恋がしたい!戀♯9
「もしも、あの時、メダルではなく勇者の手を握っていたら…私は…」
封印したはずの恋愛感情が突如リバース!
一旦は素通りした三角関係モードに面舵一杯?!
「中二病でも恋がしたい!戀/第9話・波打際の…究極奥義 (リゾート・ラストリゾート)」(2014年3月10日BS11放送/河浪栄作演出)
何の前振りもなく海! 水着回です!
海の家「昼寝屋」を経営しているくみん先輩のおじさんがぎっくり腰に。
おばさん(←可愛い)ひとりで店の切り盛りは…という訳で駆けつけたレギュラー陣(樟葉含む)。
このシチュエーションにもかかわらず、一色不在(完全にハブられたな…合掌)。
更に助っ人として七宮も参入(訳あって六花が呼んだ)。
ここにイタリアから一時帰国した十花が幼女(修行先の店長の娘。時代劇大好き)連れで特別出演。全世代・全体形を網羅する水着の競演。華やか過ぎる!
六花が七宮を呼んだのは、自身の内面変化に対応できなくなったため。
勇太への恋愛感情という現実が、中二病という妄想世界を侵食し、邪王心眼としての力を使えなくなってしまった(要するに再び中二病と決別するや否やの岐路に立っている)。
七宮の出した選択肢はふたつ。
邪王心眼の力を捨てて、勇太との恋愛契約をより強固なものとするか、俗世の理を捨て邪王心眼として生き続けるか。自分が勇者と別れ魔法魔王少女として生きる決意をしたように。
しかし、六花は第3の選択肢を。
永遠の邪王心眼であると同時に恋人。邪王心眼であり続けながら恋人契約を成就させる。
ずるい…と思ったんでしょうね、七宮は。自分は諦めたのに。ひとつを捨て、ひとつを選んだのに。両方持っていくなんて…ずるい。
帰りの電車の中、居眠りして頭を預けてきた勇太に胸の痛みを感じる七宮。
「もしも、あの時…」
もしかしたら、あったかもしれないもうひとつの生き方。
ストーリー的には七宮は傍流であり、六花と勇太の間に割って入る事など出来るわけもなく、せいぜい当て馬止まりなのは分かっているのですが、私は七宮も応援したい!
三角関係的修羅場は賛否あるでしょうが、ここに絡まなければ七宮を出した意味がない。
七宮を「俺の中二病の師匠みたいなものです」と紹介した勇太に一瞬投げかけた十花の不安げなまなざし。
自分の心境の変化に驚き戸惑う七宮。
「中二病でも恋がしたい!」というタイトルを体現しているのは実は七宮なんじゃないかと思います。頑張れ、七宮。