『あのアイアン・メイデンはいつの間に導入したんですか? 予算はどこから?』
1月期の新作アニメが続々スタートし始めました。例によって「1話くらいは観てみようか」作戦を。
まずは、地獄という非日常空間の日常を淡々と描く
「鬼灯の冷徹/第1話・地獄大一番&地獄不思議発見」(鏑木ひろ監督)
亡者数の増大と慢性的人手不足で地獄の管理はてんてこ舞い。
人は良さそうだが、事務処理能力も人材掌握能力も(いやそれ以前にやる気が全く)無い閻魔大王に代わって諸雑務を一手に引き受けている第一補佐官が鬼灯さん(鬼神です)。
クールなドSですが、可愛いものが大好き。TV(CSにすると観られるらしい)「○○不思議発見」のコアラを見て「メッチャ抱き締めたい」と漏らすほど。
基本、まったり系のコメディでギャグは滑りがちですが、(著作権的な意味で)危険度はかなり高め。
正直、ほとんどのネタがアウトなのではないかと。極めつけが初回限定ED「大きな金魚の樹の下で」(写真一番下)。
初回だけでソフトバンク、日立、ホテル三日月etc.を敵に回す無双振り(いや、三日月は喜んだかも)。
何かターゲットが腐女子っぽいですが、今後洋の東西を問わずキャラが増産されて行きそうなので、毒ネタと合わせて楽しみではあります。
あ、あとですね、ナレーションの稲川淳二さん。テーマ的に彼を使いたい気持ちはよっく分かりますが、この人、声小さい、音圧低い、滑舌悪いでナレーターとしては最悪です。
次に1期から休み無しで2期に突入した、
「てさぐれ!部活もの あんこーる」(石ダテ コー太郎監督)
前回、3年生2名(部長・結愛と副部長・陽菜)が卒業し、2年の葵が部長、1年の小春が副部長を引き継ぐことになりました。
2期は1期1話同様、新入生の勧誘から幕を開けた…のですが、
何とここで“サザエさん時空(いや、この場合は“奇面組時空”か)”の採用が決定し、卒業した二人を呼び戻して“もう一周”する事に。
前キャラを惜しみつつ、新キャラも期待していたので、嬉しいような肩透かしのような…。
ともあれ、これでまた“あの”メンバーで安定の12ヶ月分を過ごせます。まあ、僥倖って事にしておきましょう。
最後に「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」(畑博之監督)。
父の再婚で突如同居する事になった義妹に自称幽霊の女の子が憑依して…。
義妹が素の時は主人公に対してツンで、幽霊が憑依するとデレになる、という変則多重人格もの。
小道具が貞操帯(作中呼称はTST)ってのがレアと言うかマニアックと言うか(BS11以外はプライムの放送だが大丈夫なのか?)。
話が転がり出すまでまだちょっとかかりそうなので、とりあえず様子見(途中脱落の可能性大)。
今期も(多分)玉石混交、百花繚乱だと思いますが、適当に摘まんでご紹介していきます。