話には聞いておりましたが、ここまで“おっぱい祭り”になっていようとは。
始まって最初の台詞が『あー、おっぱい揉みてえ…』ですから、作り手も不退転の決意で臨んでいたのでしょう。
「ハイスクールD×D[北米版BD-BOX]」
(2012年1-3月放送/柳沢テツヤ監督)
つい最近、男女共学となった駒王学園の男子生徒・兵頭一誠が主人公。
青少年の欲望全開、女生徒からは変態イッセーと蔑まれ、彼女なんか夢のまた夢。
そんなイッセーが(彼の持つとある潜在能力を危険視した)堕天使に殺害され、(駒王学園オカルト研究部を隠れ蓑にしている)悪魔リアス・グレモリーに悪魔として転生されるまでが序盤のストーリーなのですが、もうこの時点でおっぱい満開。
晴れてリアス・グレモリーの眷属となったイッセーは、オカルト研究部の仲間(全員悪魔)と共に悪魔修行に励むのでした。
本作はハーレム物ではありませんが、イッセーは、この手の設定でありがちな草食系朴念仁な主人公(最近の典型は「IS」シリーズの織斑一夏)とは明確に一線を画するキャラ設定が成されています。
それは熱血エロ。例えるなら諸星あたる(@うる星やつら)の欲望に対する純真さ・一途さと、エレン・イエーガー(@進撃の巨人)の目的に対する執念を併せ持った性格。
脳内は常にエロで一杯、行動原理もエロ一筋。悪魔の能力を具備しても決してブレない初志貫徹の心意気。
天晴れです。
堕天使の配下として途中参戦(後に悪魔に転生)してくるシスターの名前がアーシア・アルジェントというのも“こちら側”的直球ネタで好感度大(何で彼女だけピンポイントのネーミングなんだろう…)。
時に熱血シリアスな展開も見せるのですが、記憶に残るものは裸とおっぱいとおっぱいとおっぱい。
北米版BD-BOXは、全12話+短編[妄想爆揺解除オリジナルビデオ]6本をBDとDVD各2枚に納めた4枚組みで約5千円。
国内版はBOX未発売。単巻で揃えると4万4千円超え。
短編[妄想爆揺解除オリジナルビデオ]は、各単巻についていたおまけをまとめた物ですが、タイトルが示す通り、本編より更に2歩も3歩もおっぱい寄り。
心して掛かってください。