『力が怖い? 人を傷つけるかもしれないから欲しくない? 笑わせないでくださいな。力があろうとなかろうと、あなたが人を傷つける人間であることに変わりはありませんの。結局あなたの言い草は、自分は特別で周りは平凡だっていう、見下し精神丸出しの汚い逃げでしかありませんわ。今からその腐った根性を叩き直してさしあげますわ!』
仲間にならないか、という結標淡希の勧誘を言下に拒絶する黒子。テレポーター同士の闘いの結末は。
「とある魔術の禁書目録Ⅱ/第7話・座標移動[ムーブポイント]」(2010年11月放送/神保昌登演出)
結標を探して夜の街を彷徨う御坂。アンチスキルのデータをハッキングしたらエリアFのレストランで能力者同士の器物破損事件が。
目的地に急ぐ御坂の前に現われた上条当麻。
『探したぞ、ビリビリ』
『探した?…何で…何であんたが、また…』
負傷した黒子の上に座標移動の能力限界4,520kgの重量を叩き込もうとする結標。
逃走した結標の前に現われたのは…アクセラレータ!
『っつーかよー、ちっとばっかし無理して出てきてやったっていうのによう、何だぁこの馬鹿みたいな三下はよう…』
『知ってるわ、あなたは8月31日に力を失っているはず。そう、今のあなたにあの演算能力はもうない。かつての力なんてどこにもないのよ!』
『哀れだな、お前。本気で言ってるんだとしたら、抱き締めたくなっちまうくらい哀れだわ。確かに、俺はあの日、脳にダメージを負った。今じゃ演算も外部に任せている。だがな、俺が弱くなったところで、別にお前が強くなったわけじゃねえだろうがよ! ああ!』
腐ってもアクセラレータ。弱くなったどころか、その背中には羽が!
『確かに、このザマじゃ、学園都市最強は引退かもしれねえが、それでも俺は、あのガキの前じゃ、最強を名乗り続ける事に決めてんだよ…くそったれが』
この2話で初めて黒子は御坂の抱える闇を知ることになります。それも黒子の側から一方的に知るわけで、御坂から告白された訳ではありません。
なので「S」後半の「革命未明(サイレント・パーティ)編」でいとも簡単に御坂が黒子らに事情説明して協力を依頼するのがどうにも腑に落ちなくて。
「超電磁砲」の続きも観たいですが、やはり「禁書目録」の3期を観たいですねえ。