デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

デレ期到来!未確認で進行形♯8-9/そして追悼:宇津井健

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「(交際を否定されると)…何かショック」

「失礼だなんて、分かってたけど…(泣)」

「(皆に秘密にしてって言ったのは)許婚なのが嫌なんじゃない…」

おめでとうございます。デレ期到来です。

未確認で進行形/第8話・妹の悲しみをいやすのは、妹、第9話・くつじょくです、はずかしめをうけました」(藤原佳幸監督)

山の人・末続このはが同族・白夜に「君、私と結婚して!」と迫る場面を見てショックを受ける小紅。

ついでにこのはから「紅緒様目当てで夜ノ森家に入り込んだんだろう」と言われてショックを受けた真白。そのやり場の無い怒りの矛先は紅緒本人に。

「紅緒のせいでどえらい屈辱を受けたんですよ! どーしてくれるんですか!」

「よく分からないけど…責任とるわ。結婚しましょう!」

この人の辞書に“ブレる”という文字は無いようですね。

婚約の事は学校では言うな、と口止めしておきながら、新聞部・大野仁子の「つきあってるの?」という質問を白夜が否定すると狼狽してしまう小紅。

白夜は小紅に気を遣っただけで、すぐ「あれで良かったか?」とフォローしていますが、小紅は動揺を隠せず。

更に、末続から「嫌なら婚約解消すればどうかな。相手にも失礼かもしれないし」と言われて号泣。

「失礼だなんて…分かってたけど…」

いいですねえ。デレ。

これまでは“命の恩人”という負い目からの感情でしたが、ここではっきりと恋愛感情が。

白夜が憎めないのは、小紅に優しくされると本当に犬のように喜ぶところ。

写真の下2枚は、6話でバレンタインのチョコを貰ったところと、9話で(白夜に合わせて)甘さを抑えたシフォンケーキを食べているところ(8話では小紅のタイヤキを半分貰ってほよほよでした)。

さて、次回はホワイトデー(BS11は都合で19日深夜ですが、早い所だと13日辺りに放送のはず)。

男を見せろよ、白夜。

--------------------------------------------------STOP PRESS!

…という能天気なレビューの後で恐縮ですが、宇津井健さんがお亡くなりになりました。

3月14日。慢性呼吸不全。82歳。

これで「死に花」のメインキャスト6名の内、山崎努を除く全員(青島幸男谷啓長門勇藤岡琢也、そして宇津井健)が他界したことになります。

特別ゲストの森繁久彌まで含めたら、映画が公開された2004年から10年の間に6名が鬼籍に入った事に…。

ご冥福をお祈りいたします。

※参考:「やはり人間だったか森繁・・。死に花」→2009年11月12日