デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

駆け巡る煩悩。 マンガ家さんとアシスタントさんと♯1-2

 イメージ 1「あんた…恋人同士なら胸揉み放題とか思ってるタイプでしょう」
 
「そりゃそうでしょう…え?!(違うの?!)」
 
観る前は、漫画家さんの“あるある”な日常をまったりと描くのかな、と思っておりましたが、かなり下ネタお馬鹿方面にハンドル切っているので一気に好感度が上がりました。
 
マンガ家さんとアシスタントさんと(毎週月曜日深夜BS11放送/古田丈司監督
 
「女の子のパンツさえ描ければ幸せ」という、ブレイクには今ひとつふたつみっつな漫画家・愛徒勇気(あいとゆうき)。
 
ダメダメな雇い主に仕え従い時に鉄拳制裁を加えるアシスタント・足須沙穂都(あしす さほと)。
 
スリーパーホールドや猪木、初代タイガータイプの爪先立ちジャーマンかます月刊少年ゴンゴン編集部員・音砂みはり(おとすな みはり)。


(※敢えてゴッチ式ベタ足ジャーマンでない辺りにこだわりを感じます)
 
彼と彼女らの波乱も冒険も無いが無駄に賑やかな日々を描く業界グラフィティです。
 
主人公・愛徒の駄目っぷりが清々しすぎ。
 
乳を揉むシーンをリアルに描きたいが、経験がないので揉ませてください!と足須さんに土下座。
 
自分で揉むことで了承した足須さんでしたが、結局は愛徒に片乳掴まれて鉄拳制裁。
 
愛徒は結構なM気質で、イメージ的には「えむえむっ!」の砂戸太郎が成長した感じ。
 
美人アシスタントや編集員にボコられ続ける日々は(彼にとっては)至福なのかもしれません。
 
更に、第2話では愛徒の熱烈なファンである風羽りんな(ふわ りんな)が新人アシスタントとして登場(漫画は全く描けないが、可愛いから採用)。
 
唯一、愛徒に暴力を振るわない“甘やかし”キャラです。
 
これも一種のハーレムものなのでしょうか。
 
悪意無く、下心無く、子供のような純粋さでリビドーを全面解放する愛徒をあやし、殴り、甘やかし、蹴り倒す女性陣。
 
これはこれで癒し系…だな。
 
因みにBS11放送版は、ED無し、予告無し。唐突にエンドカードが出て終りという“やり逃げ”バージョン。
 
これはこれでレア版…か。