デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

リングの魂! マンガ家さんとアシスタントさんと[北米版BD-BOX]他に見るジャーマンの系譜

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オンエアではEDと予告がまるっと削られていたので、ようやく“完全版”を観る事ができました。

マンガ家さんとアシスタントさんと[北米版BD-BOX]」20144-6月放送/吉田丈司監督)

個々のエピに関しては放送時にちょこちょこ触れていたので、そちらを御参照頂くとして、やはり目を引くのはみはりちゃんのジャーマンですね。

ベタ足ではなく、つま先立ちによる見事なブリッジ。他にチョーク・スリーパーや各種打撃系も繰り出していましたが、スピード、タイミング、威力すべてにおいてジャーマンが一番でした。


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左が音砂みはりのジャーマン、右が島田美波のジャーマン。

同じ“つま先ジャーマン”の使い手として記憶に残っているのは「バカとテストと召還獣」島田美波

彼女のジャーマンも美しかった。彼女はもっぱら〆技・関節技を数多く繰り出し、主人公を悶絶させておりました(ヘッドロックのような繋ぎ技から吊り天井、アルゼンチン・バックブリーカーのような大技まで多彩)。


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足四の字固めと腕ひしぎ逆十字の合わせ技。お好きな人には極楽かも。

学校内のみならず往来でも“元祖サソリ”を決めるなど、時と場所を選びません。


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元祖サソリvsシャープシューター

サソリの使い手と言えば「まよチキ坂町くれは。プロレスラーの母を持つ“熊をも倒す”女子高生。

朝の日課は寝起きの兄にプロレス技のフルコースを見舞う事。

作り手のこだわりを感じるのは、サソリ固めでもスコーピオン・デスロックでもなく“シャープシューター”という名前を使っている事。

長州派かブレット・ハート派か。

昭和のプロレスをクマ対ウサギで繰り広げた「ウィッチクラフトワークス/第4話」も捨て難いです。

最後におまけとして『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』からアンナ・錦ノ宮の筋肉バスター&筋肉ドライバーを。


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これほどにこやかな笑顔で筋肉バスターを見舞う女子高生を私は他に知りません(そう言えば狸吉もジャーマンの使い手でしたね)。

話が景気良く横滑りしましたが、『マンガ家さんとアシスタントさんと[北米版BD-BOX]』はBD1枚に12話+国内版単巻に映像特典として収録された短編6話を収録して5,000円前後。国コード有。英語強制字幕。


 
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