デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

CGIなんかいらない。 英国発素晴らしき現物効果25選 そして追悼:春一番

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英国TOTALFILM「素晴らしき現物効果25選」(25Greatest Practical Effectsを発表しました。
 
いわゆるハンドメイドな特撮の事ですが、アナログな特殊効果で私がいつも思い出すのが「ザ・ショック」1976年/マリオ・バーヴァ監督)。
 
子供が駆け寄ってくると母親の前で死んだ夫にすり替わる、あのシーン(上の写真参照)。
 
何の事はない、母親の手前でしゃがんでいた男優が子供の通り過ぎるタイミングで立ち上がっただけ。カメラワークの勝利です(金掛けたモーフィングよりこっちの方がよっぽど知的)
 
さて、話を元に戻してランキングを眺めてみましょう。
 
1位は狼男アメリカン1981)の変身シーン。
 
リック・ベイカー匠の技ですが、変身シーンなら同年公開のハウリング」(ロブ・ボッティンを推します(リック・ベイカー本選ぶならビデオドロームだろ)。
 
ロブ・ボッティンの顔面芸つながりで「トータルリコール」の“顔面パラパラ”も外せません。
 
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ボッティンの代表作「遊星からの物体X」8位にランクイン。
 
2位は「ジュラシック・パーク」のT-REXヘッドバット3位は「エイリアン」のチェストバスターでした。
 
以下、それっぽいものを拾っていくと…、
 
12位に「レイダース」のナチ顔面ドロドロが。でも顔面ドロドロなら「魔鬼雨」だよなあ。
 
全身ドロドロなら「吐きだめの悪魔」かそのものズバリ溶解人間
 
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22位にスキャナーズ1981)のハゲ頭ボカン!
 
頭部爆発と言えば「スキャナーズ」か「ゾンビ」1978。狂ったSWATウーリー大暴走)ですが、個人的イチオシは「ゾンビ」と同年の「フューリー」
 
ゾンビもスキャナーズも瞬間的なショック描写ですが、フューリーは全身木端微塵という景気の良さに加え、直前の溜め、爆発の様子を複数カメラでスロー撮影というしつこさが加わって、クライマックスに相応しい盛り上がりを見せてくれます。
                 
こちらの効果担当はリック・ベイカー
 
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因みに「ゾンビ」は“ゾンビの頭をヘリチョンパ”シーンで14位に入っています。
 
 
 
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STOP PRESS!
 
芸人・春一番さんがお亡くなりになりました。
 
7月3日。肝硬変。47歳。
 
内村プロデュースの頃から洒落にならないγGTP弾き出してたからなぁ…。
 
ご冥福をお祈りいたします。