
こ、これが伝説の“全滅エンド”(いや正確には“全滅オープニング”)か…。
何という半端無いフェイクっぷり(今回はネタバレあります)。
首都高で火災発生。原因は目に見えない巨大な怨霊(透明怪獣と透明ゾンビ軍団が暴れていると思ってください)。
消火活動を進める消防隊の前に現れた自衛隊のような格好の集団。

霊が見える特殊装置(シーカー)を装着。ただの兵隊ではありません。訓練された専門家です。おお、こいつらが主役か、と思ったらあっという間に全滅。
そこに、防衛省・超自然災害対策本部・特殊戦術隊第4課が到着。こいつらはシーカー無しで怨霊を“見る”事ができる異能者集団。こいつらが真打か!
ヒロインの首を撥ね、主役の喉をひと払い。4課全滅。終了(第1話完)。
第2話で本当の主役、環境省・自然環境局・超自然災害対策室(超災対策室)が。
更にセーラー服少女は行方不明の超災対策室メンバーである事が判明。
「どうして? 黄泉…お姉ちゃん…」
「私を、姉と、呼ぶな!!」

3話EDで初めて主題歌(4話からOPとして使用)が流れるという念の入れよう。
で、時計の針が一気に巻き戻って、何故、このような事態になったのか、が時系列に語られます。
鍵を握るのは謎の少年、三途河(みとがわ)カズヒロ。
“殺生石”を使って人の意識の奥底に沈む、妬み、嫉みの感情を顕在化。純粋な感情に支配された怨霊を生み出していきます。

土宮神楽(つちみやかぐら)を実の妹以上に可愛がってきた諫山黄泉(いさやまよみ)の心に潜んでいた感情とは。そして真の“願い”とは。

やっと「東京ESP」第1話と繋がった…。まだ仲睦まじかった黄泉と神楽、全滅前の特戦4課の活躍が観られたのは嬉しかったですが、その後を考えると余計に悲しいですね…。
北米版BD-BOXは、全12話をDVD3枚、BD2枚に収録した5枚組で3,500円程。