デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

寒さを満喫。 バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲

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誰が何と言おうと、

男の価値は銃のデカさで決まるんだ!

No Matter What They Tell You,
It's The Size Of Your GUN That Counts.

 

これはひょっとして監督の持論なのか。

 

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」

1997年/ジョエル・シュマッカー監督)

 

OPでバットスーツの装着を接写(凄くダサい)。特にヒップ強調(いらんがな)。

う~む。のっけから監督の性癖(ゲイ)満開。

バットマンはヒーローの苦悩から隔たること100万光年のジョージ・クルーニー

時期的には「フロム・ダスク」の翌年、「ERⅢ」の真っ只中(同年に「ピースメーカー」)です。

敵役フリーズにシュワルツェネッガー、アンチヒロイン、ポイズン・アイビーにユマ・サーマン。更にバットガールとしてアリシアシルバーストーン

特撮にジョン・ダイクストラという超豪華布陣…にもかかわらず。

色合いはティム・バートンって誰?」なコミック調。どちらかと言うとTVシリーズに近いノリ。箱で言うとフラッシュ・ゴードンと同じ箱に入ります。

要するに“ちょっとお間抜け”。割り切って観ないと凄まじい肩透かしを喰らいます。

とは言え、詰め込み過ぎだよねえ。

フリーズの暗躍とポイズンの介入、執事アルフレッドの病気とバッドガールの参入、バットマンとロビンの子供の喧嘩etc.

バットガールって必要だったのか? アクションやるにはちいっと太り過ぎな気もしますし(撮影中にも数ポンド肥えて、スーツのサイズ直しが必要になったらしい)。


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シュワとユマは大奮闘(キャリア棒に振る気か!?)。因みに監督のフリーズ役セカンド・チョイスはスタローン、サード・チョイスはハルク・ホーガンだったそうです。


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ついでにポイズンのその他候補は、ジュリア・ロバーツシャロン・ストーンデミ・ムーアなど。


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難点を挙げるとすると、アクションの演出に全くキレが無い事と、視点があちこち飛ぶ事でしょうか。

いっそ、フリーズの誕生からシュワ目線で描いて、その本流にバットマンとポイズンが絡んで来る、くらいの配分で撮れば、キャラ立ちの印象深い作品に仕上がったのではないかと思います。

 
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