「なぜ見かけなくなった? 2本立て興行が巷から消えたワケ」という記事を見かけました。
ありし日の小屋を偲んで、印象に残る2本立て興行を並べてみましょう(関東限定ですが)。
3番館や名画座ならではの組み合わせの妙を楽しみたいと思います。

2本立て最強タッグと言えばやはりこのコンビでしょう。ファントムに主演したジェシカ・ハーパーがロッキーの姉妹編「ショック・トリートメント」に出ているのも何かの奇縁。
「スウォーム」×「アバ・ザ・ムービー」

ここまで関連性の無いカップリングを私は他に知りません。
「太陽を盗んだ男」×「狂い咲きサンダーロード」
1981.3銀座並木座

共通した感想。「無茶苦茶だ!」
1981.5藤沢オデオン座

低予算が何だ。心意気と思い込みさえあれば面白い映画は撮れる!
「マニアック」×「SEX発電」
1982.8横浜西口シネマ

小屋と立地環境とプログラムがここまで見事にシンクロした例を私は他に知りません。
1982.11川崎国際

重い! 重すぎる!
「真昼の暗黒」×「帝銀事件・死刑囚」
1983.8池袋文芸地下

重い! 重すぎる!
「遊星からの物体X」×「ファイヤーフォックス」
1983.6大井武蔵野館

まさか語尾が“ックス”というだけの駄洒落じゃないだろうな。だったら「マッドマックス」も入れて3本立てにしないと。