
始まりました1月期新作アニメ、とりあえず1話くらいは観てみよう月間。まずは、
「幸腹グラフィティ/第1話・ほかほか、じゅわ」(2015年1月8日深夜放送/龍輪直征監督・新房昭之総監督)
町子リョウ、中学2年生。両親は海外、同居の祖母が他界して現在独り暮らし。
目下の悩みは料理の腕が落ちた事。どうして美味しくならないの?
そこにリョウと同じ美術予備校に通うため、週末のみ同い年のはとこ・森野きりんが転がり込むことに…。
「雑誌に載っている東京の女の子はコートなんか着ていない!」という理由で年の瀬に薄着のきりんは風邪っぴき。何か体が温まるものを。
久しぶりに誰かのためにつくる料理。でも今の自分の料理は…。

「美味しい! こんな美味しい鍋料理食べたことない。ほら、リョウさんも“あ~ん”」
あれ、美味しい…。どうして?

昔、会社の同僚がこんな話をしてくれた事があります。
「お姉ちゃんがケーキをふたつ貰ったんで、1個を弟にやったんや。何故やと思う? 分けてあげないと可愛そうだから? 違う。弟かケーキを貰った時に自分に分けてくれるかもしれないから? それも違う。 答えは、一緒に食べると美味しいからや」
元々は仏教法話だそうですが、不覚にも感動してしまいました(若かったな、俺も)。
独りで食べる食事、誰かのために作る料理、そして一緒に食べるごはん。味は舌だけで感じるんじゃないのですね。
にしてもなんでしょう、この力コブの入った料理作画は。

OPには何と“メシデザイン(EDではメシ作画)”というクレジットが…。
鳥団子鍋、きつねうどん、おいなりさん。深夜にこれは反則だ。

時に原作で話題の“過剰なるシズル感が吹きこぼれる”(有体に言えば“汚い”)食事描写はこれからどうなるのでしょう。
1話を観た限りでは、“エロい”という方向に持って行こうとしているように見えますが…。