
「死ねない呪いにかかって生と死の中間で苦しんでいるけど、そんな自分の境遇を恨むことなく、迫害にも耐えて…(うっとり)」
「デンキ街の本屋さん」腐ガールに続く“ゾンビマニア少女”の登場です。
「レーカン/第2話・わたしの、お友達です」(2015年4月9日深夜TBS放送/浅見松雄演出)
毎夜、夢に現れてはパンチラを強制するエロ猫のために睡眠不足の天海。

天海に味方する侍の霊(出席を取る時に天海が寝ていると代返してくれるので代返侍と呼ばれる)がエロ猫退治に乗り出しますが、太刀筋を見切られて苦戦。
そこでクラスメート小川真琴が“助けを呼ぼう!”と出してきたのが大量のゾンビ人形。

冒頭の台詞でも分かる通り、デザインはブードゥーで使役される古典的ゾンビなのですが、天海の夢に出て来る時は、ちゃんとショッピングセンターを舞台に、いかにもショッピングセンターで流れていそうな安い音楽をBGMに現れる「ゾンビ/ディレクターズ・カット版」仕様。
実に正しいゾンビ・リスペクトです。
もうひとつ、代返侍が霊界から掛けて来た携帯番号。
444-4444-44444

3分足らずの短編でありながら、冗談じゃないインパクトを残す「444-444-4444」↑
清水崇監督のデビュー作にして「呪怨」のプロトタイプ「444-444-4444」(「学校の怪談G」)からの引用ですね(数がちぃっと多いですが…)。
本編は、天海の周りに出没する霊たちに天海が(日頃お世話になっているお礼に)贈り物をするという“ちょっといい話”。
中の人の巧さもあって天海が嫌味無く素直ないい子になっているので、これはこれで変則的日常ものとして楽しめます。