どうにか5章まで辿り着きました。文句垂れながらもつい観て(借りて)しまう…このシリーズはこういう夢遊病的ユーザーに支えられているような気がします。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第5章」(押井守総監督)
まずはEp8「遠距離狙撃2000」(辻本貴則監督)
スナイパー対決ものです。
来日中のロシア高官を狙う“赤いゴルゴ”セルゲイ。彼はロシア連邦保安庁でカーシャに暗殺のイロハを教えた狙撃の師匠。
AKをドラグノフ狙撃銃(SVD)に持ち替えて対抗狙撃(カウンタースナイピング)を仕掛けるカーシャ。
設定は満点なのに、展開がなあ…。
相手の立場になって狙撃地点を予測する…のはいいのですが、ここが全部イメージ・ショット。手ぇ抜き過ぎだろ。
具体的な移動MAPから手がかりを探すとかしてよ。離れた所から風を読むための仕掛けがあるはず、とか。「ファントム」の理詰めのポイント予測を見習って欲しい。
見せ場になるタイマン勝負ももうちょっとどうにかならなかったのか。
加山雄三の「狙撃」「ジャガーは走った」100回観直しの刑です。
公安の高官役で高島礼子がゲスト出演。何故この人はこんなにも華がないのだろう。
あとやっぱり無理やり挿入される(アニメなら普通に許されるが実写でやられると寒いだけの)ギャグにどうしてもついて行けません(別にシリアス一辺倒でもいいじゃないか)。
ついでなのでドラグノフの使い手を二人ほど。
「GUNSLINGERGIRL」のリコと「うぽって」のSVD(アニメしか思いつかないってのは色々マズイよなあ…)。
Ep9「クロコダイル・ダンジョン」(田口清隆監督)はアニメ直球の続編なのですが、元々大して好きなエピではなかったというのもあって、特段の感想は。
ううむ。劇場版が興行的に駄目だったのって、案外このシリーズがあったからなんじゃないかと思えてきました。
いきなり劇場版で「P2」の後日談という触れ込みで公開したらそれなりに人が来たんじゃないでしょうか…。