デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

は、早く12巻を…。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続/最終回

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『私は全部欲しい。今もこれからも。私ずるいんだ。卑怯な子なんだ』

最新11巻発売翌日。きっちりかっちり消化しておまけ無し。

ここで切るくらいなら10巻までを丁寧に…な意見も分からなくもない最終回ですが、これはこれでアリかしら(「それある!」by折本かおり)。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続/第13話・春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。2015625日深夜TBS放送/及川啓監督)

バレンタイン(=小町の受験日)前日。雪乃らの前に現れた陽乃は雪乃との共同生活を(一方的に)宣言。裏で糸を引いているのは勿論ラスボス雪ノ下母(焚きつけたのは陽乃なので見事なマッチポンプ)。

『それ(母への対応)は私が自分でやることよ。姉さんには関係ない』

 
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『雪乃ちゃんに自分なんてあるの?』

比企谷の介入で陽乃には一旦引いてもらい、3人は結衣の家に。

ここで結衣ママン初登場。雪ノ下母に比べて何と魅力的な…。

『ヒッキー君ね。結衣からいつも聞いてるのよ~』

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『ママもヒッキーとお話したい~!』


雪乃は由比ヶ浜家にお泊り。比企谷の台詞をそのまま陽乃への言い訳にして…。

翌日は雪。小町を見送った比企谷の携帯に着信。「ヒッキー、デートしよう!」


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クラゲからあの日の思い出に…。ちょっと切ない。


三人で水族館デート。観覧者乗って、海辺の展望スポットへ。ここで結衣が勝負に。

比企谷に手作りクッキーのプレゼント。それは11話の依頼の答え。


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『もし、お互いの思っていることが分かっちゃったら、このままっていうのもできないと思う。だからこれが最後の相談。ねえ、ゆきのん、例の勝負の件ってまだ続いているよね?』

『ええ。勝った人の言う事を何でも聞く…』

『ゆきのんの今抱えている問題、私答え分かってるの。多分それが私たちの答えだと思う。それで…私が勝ったら全部もらう。ずるいかもしれないけどそれしか思いつかないんだ。ずっとこのままでいたいなって思うの。…どうかな?』


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アニメだと比企谷のモノローグがかなり削られているので、ちょっと原作から補足します。

“たとえ、いかなる過程を経ても、どんな状況が待っていても、成立が不可能な等式であっても、答えだけは変えないと、そう言ったのだ。嘘みたいに、楽しい時間をずっとこのまま

流されて承諾してしまいそうになる雪ノ下。


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『わた…しは…わた…しは…それでも…かまわな…』

“ああ、これは違う。間違っている。雪ノ下が自分の未来を誰かにゆだねるなんて、そんなことがあっていいはずがない”

由比ヶ浜が、ずるい女の子だなんて、そんなこと言わせておいていいはずがない(原作より)

『いや、その提案には乗れない。雪ノ下の問題は雪ノ下自身が解決すべきだ』

よく言った八幡!

由比ヶ浜結衣は優しい女の子だ。そう勝手に決めつけていた。雪ノ下雪乃は強い女の子だ。そうやって理想を押し付けていた』

アニメではここまでですが、原作にはこの後こんなくだりが…。

“そう言って、ずっと甘え続けてきたのだ。でも、だからこそ委ねてしまってはいけない。その優しさに逃げてはいけない。その優しさに嘘で返してしまってはいけない。

 だって、由比ヶ浜結衣は優しい女の子で、雪ノ下雪乃は強い女の子だから

『それにそんなのただの欺瞞だろ。曖昧な答えとか馴れ合いの関係とかそういうのはいらない』

ヒッキーならそう言うと思った…


大博打、勝ったのは結衣。いつもなら比企谷が取っていた手段と方法で、一歩間違えれば泥を被る覚悟で。

『私の気持ちを勝手に決めないで。それに最後じゃないわ。比企谷君、あなたの依頼が残っている。あともうひとつ、私の依頼、聞いてもらえるかしら?』

『うん。聞かせて』

とても最終回とは思えない“俺たたエンド”。続きはどうなる。3期は無理だ。だって(続きと言う意味では)原作が一文字たりとも残っていない。

OVAか、劇場版か。何でもいいからどうにかしてくれ。

とりあえず、10.5巻あたりをネタに繋いでくれ。その隙に12巻早く!  


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