デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

長いお別れ。 THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章

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「そこを抜けられたら陸自が出てきます。いいですか、君達が警視庁の最前線です」
 
「必ず止めます」
 
裏切られ続けて第6章。やっと当たりに出会いました。
 
THE NEXT GENERATION パトレイバー 6章」押井守総監督)
 
まずはEp10「暴走!赤いレイバー」(田口清隆演出
 
冷戦時代の遺物・ロシア製軍用レイバーが新潟港に。TV版第9「上陸赤いレイバー」のリメイクです。
 
設定、台詞回しほぼまんま。ただこれだけだと少し地味なので、第5「暴走レイバーX10の要素も少々。
 
軍用レイバーvs警察レイバーのガチンコ格闘戦を期待した向きも多かったと思いますが、出会いは一瞬。チャンスは一度。


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地味っちゃ地味ですが、これはこれでいいと思います。その前に「皇帝のいない八月」を思わせるパトカー爆発横転とかもありましたし。
 
で、今回の本命Ep11「THE LONG BOODBYE」湯浅弘章監督)。


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泉野明(真野恵里菜)の青春プレイバックストーリー。
 
高校の同窓会で再会した元カレは…。
 
まるで真野恵里菜のアイドルPVですが、これが実にいい感じ。
 
鶴瓶の息子・駿河太郎が謎の先輩役で味わい深い演技をしています(ちょっと宮川一郎太に似ているような)。
 
生ガキの尾籠なネタもギリギリ下品にならず笑えました(シリーズ中最も上品なギャグだったのではなかろうか)。
 
元カレ(大東駿介)との思い出の映画(一緒に観ようと言って観れなかった)として、ロバート・アルトマンロング・グッドバイが。
 
あくまで二人の思い出は映画の方なのですが、大東くんがギムレット飲むにはまだ早すぎたか」という原作にあって映画にはない台詞を言ってしまうのが均衡を欠いてちと残念。
 
とは言え、レイバー無しエピソードとしてはシリーズ1の出来だと思います。
 
映画版「ロング・グッドバイ」についてはこちらを→ロング・グッドバイ」
 
原作版「長いお別れ」についてはこちら→「長いお別れ」

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