デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

追い越しちゃったよ…。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 ♯12

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「本物なんて…あるのかな」
 
とうとう既発原作全消化して発売前11巻に突入(原作者が「12話は11巻」とツイートしているのでアニオリではない)。
 
アバンは10巻エピローグにあたる「なれど、雪ノ下陽乃はかく語りき。」
 
比企谷に対する雪乃の感情を「信頼ではない」「もっとひどい何か」「少なくとも、それを“本物”とは呼ばない」と看過した陽乃。
 
陽乃さんって“現実のメタファー”なんじゃないでしょうか。
 
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続/第11話・未だ、彼の求める答えには手が届かず、本物はまちがい続ける。」2015618日深夜TBS放送/直谷たかし演出)
 
季節はバレンタイン。
 
葉山にチョコを渡したい女子軍(三浦、一色)と無用な軋轢を避けるため誰からのチョコも受け取らない葉山。
 
葉山が自然にチョコを口にできる状況(=試食)を作るため、「お料理(手作りチョコ)教室」を開催する事に。
 
資金確保のために海浜総合高校との合同企画にしてしまった策士・一色。まさか再び玉縄率いる“意識高い系軍団折本かおり含む)”の登場があろうとは。
 
特別講師として“避けても勝手に足元に滑り込んでくる自走地雷”陽乃も参加。
 
八幡「何でこの人呼んじゃったの…」
一色「だって超百戦錬磨っぽいじゃないですか」
 
今回はみんなの視線の動きが秀逸。窺い、挑発し、泳ぎ、避ける…感情交差点。


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「そう言えば、あたし比企谷に(チョコ)あげたことあったっけ?」

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「な」「ん」「だ」「と」「?!
 
何故、ここに玉縄が入る?(笑) お前、折本好きなのか。
 
「そう言えば、隼人は昔雪乃ちゃんからもらったよね」
 
火の無い所に爆煙立てるテロリスト陽乃。


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流す雪乃、避ける八幡、窺う結。

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意識しまくる雪乃と、

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疎外感に戸惑う結。

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その関係性に眉をしかめる陽乃。「ふーん、それが比企谷くんの言う“本物”?」
 
皆が感じ、敢えて無視しようとしている違和感(=心地良さ?)を抉り出す陽乃。不穏な空気はボスキャラ雪ノ下母の登場でMAXに。
 
自分らしくありたい。けれどその自分は一体誰が決めたのだろう。
 俺たちらしさはいつもどこか喰い違っていて…
 なら本物は…本当の俺たちはどこにいるのだろう。


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“本当は、嘘でもいいのに…”(13話予告より結のモノローグ)

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