デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

悪魔を呼びつけて小一時間…。 アナベル/死霊館の人形

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死霊館のアバンで短いながらも恐ろしい存在感を見せ付けた人形アナベルを主役にしたスピン・オフ。

てっきり、この人形がウォーレン夫妻の資料館に納まるまでのエピソードを映像化するものだとばかり思っていたのですが…。

悪い意味で予想の斜め下を行ってしまいました。

 

アナベル死霊館の人形」

2014年/ジョン・R・レオネッティ監督)

TVのニュースがシャロン・テート事件を報じているので時代は1969年。「死霊館」が1971年だったので2年ほど遡ったことになります。

マンソン・ファミリー繋がりでローズマリーの赤ちゃんはかなり意識しているようですが、ここまで直球でオカルトに走られるとちょっと引きます(日本人とは怖さのツボが違う)。


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アナベル誕生の経緯も、マンソンに感化された弱小カルト教団“召還儀式”に使われたとかじゃ、深みも恐怖もありません。


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これなら「チャイルド・プレイ」の方がなんぼか気が利いています。

オチも「なあ、いいのか、それで。お前が欲しかったのはそれじゃないだろ」と悪魔を呼びつけて小一時間問い詰めたくなる仕上がり。

ドアに向かって走ってきた少女が、ドアを開ける瞬間、大人になるという「ザ・ショック」リスペクトなシーンだけが唯一の見所でした。


今回、ストーリーにほとんど触れなかったのはネタバレ云々ではなく、書く気が起きなかったから(マジ退屈でした…)。

 
★ご参考 

 

mandarabatake.hatenablog.com

 

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