I wish that... Darcie Chapman, would just...
I don't know, but just, like, go rot!
『ダーシー・チャップマンが…腐りますように!』
死ね、じゃなくて腐ってしまえ!というのがナイスです。人を呪う時はこれくらいの悪意を込めたいものです。
「7WISH/セブン・ウィッシュ」(2017年/ジョン・R・レオネッティ監督)
7つのお願いを聞いてくれる中国骨董オルゴールを拾ってしまった人の悲劇。
原題は「WISH UPON」。“願をかける”の他に“(嫌なものを人に)押し付ける”という意味があるそうな。
幼少期に最愛の母が目の前で首つり自殺と言うトラウマ背負ったクレア。学校ではカースト上位の女王様ダーシーに苛められる日々(適当にやり返してはいる)。
ゴミ捨て場から金になりそうなものを拾い集めることで生業を立てている父親が中国製の骨董オルゴールをゲット。
『おっとこいつは娘の誕生日プレゼントにぴったりだぜ』
しかし、この有り難い力には“血の代償”というバカ髙いツケが。
ひとつ願いが叶う毎に周りの誰かが命を落とす。そして七つすべての願いを叶えたら…(人を呪わば…って奴ですね)。
「ポゼッション」「ファイナル・デッド・スクール」あたりをベースに「ファイナル・デスティネーション」(シリーズ)で味付けした感じ。
王道の佃煮で新鮮味はないですが、90分引っ張るには十分な出来栄え。
監督さんは「死霊館」「インシディアス」の撮影やって「アナベル 死霊館の人形」の監督こなした人なので、そこいらへんのさじ加減は分かっているようです。