『特別…だからね』
『大変…だったね』
虚勢も欺瞞も即落ち瓦解。何と言う破壊力。
『大変…だった。すげぇ辛かった。すげぇ恐かった。めちゃくちゃ悲しかった。死ぬかと思うぐらい、痛かったんだよ。またあの目で見られたらって…そう思う自分が嫌で嫌で仕方なかったよ!』
全仏なんちゃらテニスのおかげで遅れること2時間。深夜を通り越して明け方27時05分。呪詛を吐き続けながら待った甲斐がありました。
「Re:ゼロから始める異世界生活/第8話・泣いて泣き喚いて泣き止んだから」(2016年5月22日深夜テレビ東京放送/岡本学演出)
覚悟の投身自殺で死に戻ったスバル。目の前にいるのは双子のメイド。自分を殺した妹レムと、自分にありったけの憎悪を投げつけた姉ラム。
二人の手を握って思い出す。やっぱり、あの時、俺の手をとってくれていたのは…。
確信。そして決意。絶対守ってみせる。今度こそ。失敗は許されない。自分が殺されず、レムも死なない結末を。そのためにまずは館の住人全員の好感度を上げないと…。
そのプレッシャーがスバルの心を蝕んでいく。
『気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。もっとうまく笑えるはずだ。もっとうまく笑わせられるはずだ。今度は失敗できない』
弱音は吐けない(代わりにゲロを吐く)。そんなスバルにエミリアは…。
呪術は発動したら止められない。しかし、発動前ならただの術式。仕掛ける条件は相手との接触。ベティ改めベア子から得たヒントを元に行動を起こすスバル。
次あたりでロズワール邸編が終わりそうなのに、またしても立ちはだかる全仏なんちゃらテニス。
金持ち上流階級スポーツvs引き篭もりオタク文化。何この図式。
おまけ