『レム? レムって誰のこと?』
溜めて爆発カタルシス。クライマックスのための通過儀礼であることはよ~っく分かっておりますが、流石にスバルが不憫になってきました。
誰か早くスバルをこの地獄から救ってやってくれ。
「Re:ゼロから始まる異世界生活/第17話・醜態の果てに」
第16話「豚の欲望」は、脚本・花登 筺ですか?な初級商い講座編。
ロズワール邸を襲う魔女教を迎撃するための助っ人を探すスバルですが、ただ「助けてくれ」だけでは、それが如何に義のある願いだとしても誰も叶えちゃくれません。
何かを得るためには何かを与えなければならない。
ようやく手に入れた竜車、報酬を提示して確保した村人を逃がすための足。ロズワール邸に向かってひた走るスバルとレム、そして行商人オットーの前に現れたのは…
濃霧の中、闇をけたたて迫る巨大なクジラ、白鯨!
「ふらいんぐうぃっち」の牧歌的な空飛ぶ鯨と違い、こっちは文字通りの化け物。
『行かせねぇぞ』『レムは今この時のために生まれてきたんですね』
スバルを逃がすために単身竜車を降り白鯨に立ち向かうレム。そして…
『レムがどんな気持ちで俺たちを…』
『レムって、誰のことです?』
『!?』
オットーの記憶からラムが消えた…。竜車から投げ出され、死の恐怖を味わうスバル。
満身創痍で着いたロズワール邸。ラムの記憶からもエミリアの記憶からもレムの存在は消えていた。
『いいさ全部話してやる。このままお前らがレムの事を忘れるなら何もかもをさらけ出して血反吐を吐いた方がマシだ。来るなら来ればいい。心臓ぐらいくれてやる』
禁忌を破って死に戻りの秘密を口にするスバル。しかし、魔女の呪いが向けた矛先は…エミリア。
レムを失い(存在まで否定され)、自分のせいでエミリアまで死なせてしまった。
『誰か…誰でもいい…殺してくれ』
哀しげな表情でエミリアの亡骸ごとスバルを屋敷外へ弾き飛ばすベアトリス(何を知っている?何を隠している?)。そのスバルの前に現れるペテルギウスと鬼神と化したパック。
最悪のロイヤル・ストレート・フラッシュ。
こんなに観るのが辛いアニメ珍しいぞ(それでも原作よりはマイルドになっているらしい。原作者、鬼か?)。
ただ、これでミッションクリアに必要な情報は出揃いました。オセロの駒が一気に反転するような反撃に期待します(マジ頼むよ)。