デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

今期最α波放出作。 ふらいんぐうぃっち ♯11-12

イメージ 1

魔女の独り立ちの儀式と言いながら、田舎の親戚の家でのほほんスローライフ

波乱無し万丈無し。ただ(ちょっと非日常を含む)日常がそこにある。

間違いなく今期最α波放出の癒し系でした。

ふらいんぐうぃっち/第11-12話(連続放送)」
2016625日深夜日本テレビ放送/桜美かつし監督)

どんな事情があったか存じませんが、先週スキップして今回2話連続放送。

もし作画上の問題だったとしたら、スキップは大英断。待った甲斐のある素晴らしい仕上がりでした。

「第11話/くじら、空をとぶ」


雲に擬態して世界中を飛行している巨大なくじら。上から見ると背中部に庭園。内部は神殿。壁には歴史を刻んだと思しき絵文字が。

 

イメージ 2

水の溜まった側溝には魚がいて完全にラピュタ

余談ですが「空飛ぶ鯨」と聞いてちゃんちゃこを思い出した人はOVER50です。

 
イメージ 3

一足先にくじらに乗っていた杏子を連れて倉本家に戻った一行はちょいと遅めの朝ごはん。

メニューはホットケーキ。会話を背景にホットケーキが膨らむ様をじっくり描写。バターがとろけて蜂蜜と共に流れ落ちて…(飯テロだ!飯テロだ!)。

 

イメージ 4

真琴が新聞にねぷた祭りの記事を見つけた所で12話へ。

「第12話/魔女のローブと日々は十人十色」


前半は真琴が自分と千夏の魔女ローブを作るお話。生地屋さんまでゆっくりと飛行。空から眺める祭りの準備。この空気感が素晴らしい。

 

イメージ 5

祭りの喧騒に誘われて集まってきた土魚(どんぎょ)たち。そしてねぷた

これまでケ(褻)の部分を丁寧に描いているので一層ハレ(晴れ、霽れ)の描写が際立ちます。

 

イメージ 6

これにて今期はほぼ終了。思いのほか途中切りの多いシーズンでした。

「ばくおん」「くまみこ」「坂本ですが?」「文豪ストレイドッグス」は一話切り。「ビッグオーダー」は広げ過ぎた風呂敷について行けなくなり途中切り。

「あんハピ」を切って絞った「三者三葉」は園部さんが絡まないと全く面白くない残念仕様。「迷家」も終わりまで観はしましたが激しく消化不良。

結局、正しく完走したのは、「ネトゲ嫁」「田中君」「影鰐-承-」そして本作の4本(「Re:ゼロ」は現在進行形なので完走という意味ではノーカン)。

今月から夏の陣開幕です。はてさて、どんな作品が飛び出してくるのか。楽しみです。


 
イメージ 7←ランキング投票です。よろしければワンポチを。