慣れない包丁。放物線を描いて飛んでいく大根の頭がつむぎの手にライドオン。
『いいの? もらっても…』
『プレゼント…だよ』
君らなに親子で小芝居やってんだ。癒されちゃうじゃないか。
「甘々と稲妻/第2話・豚汁とみせあかり」
(2016年7月12日深夜BS11放送/斉藤啓也演出)
『先生…! 私と、ご飯を作って食べませんか?』
『可愛い顔しても駄目です』 ←いいじゃないか可愛けりゃ…。
教え子の大胆、いや意表を突いた告白…じゃない提案に固まる公平。そりゃそうだ。妻を亡くしたばかりの教師とJK。マズイなんてもんじゃありません。
そこはスルーするとヤバイと思ったのか、上司である先輩教師の助言やら、親との面談(会えませんでしたが)やら当て込んで外堀を埋めて行きます。
何より一人娘つむぎの笑顔に突き動かされて、公平は再び「ごはんやさん 恵」へ。
頑張ってウインクしようとして顔が引きつるつむぎが可愛すぎる。
小鳥の想いは忙しい母親が留守がち(=店を閉めがち)で店の灯が落ちてしまうのが辛い、しかし、ある事情から料理ができない(味覚に自信はあるが包丁が持てない)ため、これを補完してくれる「手」が欲しかった。
『おいひぃ…』 ←ちょっと泣きそうになりました。
公平の願いはただ娘に美味い物を食べさせてやりたい、笑顔が見たい。
利害の一致を見た二人は店の為に、つむぎの為に料理を。
男女問わず、喰いっぷりのいい奴は大好きだ。
もうね、つぐみの愛らしさだけでお腹一杯ですよ(嘘です。豚汁喰いたいです)。
次はいよいよハンバーグでしょうか。