この台詞、“皆殺しにしてやる”という事前申告ではなく、“皆殺しにしてやった”という事後報告。
魔女教の“指先”に奇襲をかけて殲滅、手に手に返り血のついた武器を持って帰還した際の「ただいま」代わり。
私、Re:ゼロのキャラでこの子が一番好きです。
「Re:ゼロから始める異世界生活/第24話・自称騎士と最優の騎士」(2016年9月11日深夜TV東京放送/美甘義人演出)
ユリウスとフェリスの手に掛かって絶命したスバルが死に戻ったのは白鯨討伐後の作戦会議。フェリスの耳はむはむ(男同士だがこれはご褒美)で我に返ったスバル。
『セーブポイント、更新されてくれてたか…』
リンガ売りのおっさんの前でなくて本当に良かった。
今回ほど死に戻りの情報を有効活用できた回はないでしょう。
ラムの奇襲牽制、エミリアに届けられた白紙親書の弁明、商人に紛れ込んだ魔女教連絡係の確保と偽情報流布、村人とエミリアの避難、そしてペテルギウスの憑依対策。
軍師か知将か。1分も無駄にせず、作戦をテキパキと実行していくスバル。頼もしすぎる!
『何もかも先回りして潰される、その恐ろしさを存分に味わわせてやるぜ』
憑依対策の第一は憑依先であるペテルギウスの指先を事前に殲滅してしまうこと(「皆殺しだ~♡」)、そしてもうひとつの脅威“見えざる手”対策は…。
スバルの目をユリウスとシンクロさせる“初めての共同作業”。
『君は私を信じられるのだろうか?』
『俺はお前が大嫌いだ。だからお前を信じる。お前がすげぇ騎士だってことを俺の恥が知ってるからだ』
『君の目で、私が斬ろう…我が友、ナツキ・スバル!』
おいおい、すっかり親友盟友戦友状態じゃないか。老若男女(雌竜含む)取り混ぜたスバル・ハーレムが出来つつあるな。
ペテ対策にはもうひとつ、“スバルへの憑依阻止”ってのがあるのですが、これは次回明らかにされるのでしょう。
ベスト・エンディングが見えてきました。